緑谷side
僕たちより年下の子たちがあんなに一生懸命クラスメイトのために戦っている。
オールマイトに憧れた僕。
笑顔で助けるヒーロー。
でも、そんなヒーローになるにはまず力が必要なんだ。
なのに、今僕はにもできていない。
どうすれば、、、
バァァァンバァァァン
三奈:な、何が起こったの、、、?!
葉隠:って、、梨笑ちゃんの触手が切れてるっ!!
飯田:ど、どう言うことなんだ、、、!
前原:っし、、速水千葉ナイス、、
中村:今のうちにっ!!
金雀枝さんはヨロヨロと立ち上がる。
そして、また触手を生やそうとしているのか、
難しい顔をしている。
しかし、さっき確か、、烏間さんの言っていた通り
触手に慣れていないようで生やそうとしても触手は生えなかった。
すると、金雀枝さんはまた個性を使い出した。
あの子たちは個性を使っていない。
素の力だけで戦っていると烏間さんも言っていた。
これじゃあ、あの子たちが危ない!!
そう、思ったら、隣から炎が上がった。
焦凍:梨笑っ!!!!!目を、覚ませ!!
中村:っと、、イケメンくんサンキュー。命拾いしたわぁ、、
カルマ:チッ、、
磯貝:俺とカルマ、前原で行くぞ。格闘術で金雀枝を拘束だ!!
前原:おぅよ!!
カルマ:は〜い。
緩い返事だったが、動きはとても早かった。
あれで個性を使っていないなんて、、、
本当にすごい格闘術だった。
動きに無駄がない。
そして、どこか金雀枝さんの動きに慣れているような感じがした。
カルマ:ほーら梨笑ちゃ〜ん、大人しく、ね〜、、?
前原:何あやしてんだよ、、そんなんじゃ今の梨笑ちゃん止められねぇだろ、、
磯貝:、、、気絶でもしてもらうか。
前原:、、、クゥ、、女の子に、、しかも梨笑ちゃんにこんなことしたくねぇけど、、
皆:?
前原:おい寺坂ー、アレ持ってるかー?
カエデ:ちょ、アレ使う気?!私が許さないよ?!
前原:今は仕方ねぇだろ、、ちゃんと後で梨笑ちゃんに謝るからさ〜、許して〜!
カエデ:ムゥ、、、
寺坂:はぁ、、ほらよっ。
磯貝:サンキュー。
焦凍:ちょ、それって、、
緑谷:ス、スタンガン?!
麗日:なんでそんなもん持ってるん!
カルマ:気にしない気にしな〜い。
ビリビリビリッ
焦凍:梨笑っ、、!
梨笑:バタッ、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!