第52話

五十二話
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2020/10/16 13:05
焦凍:距離を、、置く、、、?!

梨笑:うん。

焦凍:なっ、、俺は嫌だ。ゼッテェ梨笑から離れねぇし離さねぇ。俺には梨笑が必要だ。

梨笑:そう、、思ってくれて嬉しいよ。でもね、ずっと、、焦凍くんの優しさに甘えてきた私は弱い人間なんだ。ヒーロー、、なる資格なんてないんだよ。

焦凍:梨笑はあるぞ?!梨笑に酷いことしてきたやつらは勿論そんな資格はねぇ。でも、、でも!!梨笑にはある、心も、力も、十分梨笑がヒーローになれる分持ってる!!

梨笑:、、、嬉しいなぁ。いつも焦凍くんは私を元気付けようとしてくれたよね。本当に、、嬉しい。

焦凍:じゃあ、、、

梨笑:でも、私、、、焦凍くんなしでも生きていけるようにならなきゃダメ、、だから、、大人になるまで、あと数年。それまでにならなきゃいけないんだよ。

焦凍:っ、、

梨笑:今まで、、十年以上、私のことありがとう。迷惑かけてごめんね。私、、疲れちゃうよね。本当に、、弱虫な私の面倒を見てくれてありがとう。もう、これからは大丈夫だから、、

焦凍:、、、何、、言ってんだよ、、

梨笑:、、、?

焦凍:梨笑!!!何言ってんだって聞いてんだ!!

梨笑:ビクッ、、しょ、焦凍、、くん、、、?

焦凍:俺はっ、、俺は!!梨笑が、、梨笑がいないと、、ダメになっちまうんだ、、迷惑なんてかかってねぇし、疲れてねぇし、面倒なんかじゃねぇ!!確かに、、甘えて育っちまったかもしれねぇ。でもそれは俺も同じだ。俺だって、、梨笑がいなきゃ親父の訓練に耐えることなんてできなかったし、情緒不安定になってたと思う。

梨笑:焦凍くん、、

焦凍:だから、俺と距離を置くな。おいたら許さねぇ。怒る。梨笑に怒ったことねぇけど、、ゼッテェ怒る。

梨笑:、、、クスッ、さっき、、怒ってたじゃん。

焦凍:あ、あれはちげぇ、、

梨笑:、、、でもね焦凍くん。私、、言われたんだ。焦凍くんのこと、所有物と思ってないかって。私、今までずっと焦凍くん独り占めしてきた。焦凍くんのこと好きな人はたくさんいるのに。なんか、、私が被害者みたいになっているけど、原因は全部私なんだよね。

焦凍:梨笑。俺は別に梨笑の所有物でも良い。梨笑といられるなら、それで、、、

梨笑:何言ってるの焦凍くん、、所有物はダメだよ絶対に。人をそんな、、でも、そう見られちゃってるんだもん。私もいけない。だから、そう勘違いされないように、、、

焦凍:、、、梨笑も頑固だな。そんで鈍感すぎる。

梨笑:えっ、、

焦凍:まだ分かんねぇのか?、、、俺が梨笑のこと、好きだってこと。

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