第48話

四十八話
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2020/10/14 13:53
焦凍side

相澤先生は、梨笑が病院に運ばれると言っていた。

だから俺もそのまま行こうとしたが相澤先生に引き留められた。

『轟。今は「校外学習」中だ。金雀枝の元には行かせねぇぞ。しかも、まだ金雀枝がどういう状況か分からねぇからな、、危険もあるかもしれねぇ。だから病院に行く、、と言っても簡単には面会もできない専門のとこに行くだろうな。』

『っ!!でも、梨笑は、、!』

『大丈夫だ。金雀枝の状態が元に戻ったら面会できんだろ。』

あれから1週間。

相澤先生にも何も言われない。

梨笑は今どうなってんだ?

そして、疑問に思うことが一つ。
焦凍:なぁ、笨㙊。

美世:轟くん、、、!どうしたの?

焦凍:、、、あんとき、、言ってたよな。自分と梨笑、何が違うのか。梨笑は普通じゃない。梨笑は何もかも恵まれてるって、、

美世:あ、、、

焦凍:あれ、どういうことなんだ?笨㙊は、、梨笑のこと、嫌いなのか?

美世:えっ、いや、、そ、そんなんじゃ、、

焦凍:正直に答えろよ。笨㙊、、お前、梨笑に何もしてねぇよな?

美世:っ、、して、、ないよ、、?

焦凍:それ、本当か?

美世:本当だよ!!!

緑谷:ちょ、轟くんっ!!落ち着いて、、ね?

焦凍:緑谷、、でも、悪りぃ。今は、、どうしても気になるんだ。だって、、あんな言葉、ゼッテェ梨笑をよく思ってねぇから言える言葉だよな?

美世:な、、、ち、違うよ轟くん。ただ、、私は無個性だからさ、個性に恵まれてる梨笑ちゃんが羨ましいなぁ、、とかは思っちゃうんだよね。だから、別に梨笑ちゃんが嫌いとかそういうんじゃ、、

焦凍:じゃあ普通じゃないってのはなんだ?しかも、お前が個性のことで梨笑が恵まれてるって思ってんだったら、、それは個性を持ってる世界人口8割にそう思ってるってことだよな?

美世:っ!!

八百万:轟さん!!もう辞めてあげてください!!美世さんの気持ちも、、

焦凍:梨笑がなんであぁなっちまったのか!!俺は分かんねぇんだよ、、、。でも、俺は一つ推測を立ててる。

皆:?

焦凍:すぐに個性にかけられるんなら、、梨笑の存在が知れ渡った体育祭のすぐ後にでもヴィラン連合は梨笑を仲間にしてぇだろうな。でも実際したのは今。、、、俺はそうした理由があると思う。そんで、、それは梨笑自身のこと。

皆:っ!!

焦凍:梨笑は、、ちいせぇ頃から俺と一緒に訓練してきて、強い。でも心は、、梨笑は弱い。すぐに壊れちまう。だから俺が守ってやんなきゃいけなかったのかもしれねぇ。、、、でも、やっぱ壊れる理由は梨笑が何かに傷ついたから。その理由は、、なんとなく分かる。

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