「涼太くん」
『何?』
「その、一緒に映画観に行きませんか?」
『いいよ』
「やったー!!」
『何観に行くの?』
「今日公開の人気アニメを実写化した映画!」
『あー、最近よくCMで見る』
「3日間限定特典もあって、でも一緒に行く人いなくて、あ、別に涼太くんを使おうなんて思ってないよ?!ただ、デートしたいなって言うか、なんて言うか…」
『ふふ(笑)、いいよ、映画館デートしよう』
「やったぁー!!!」
本日3月25日は映画『おそ松さん』の公開日!
そして涼太くんの誕生日!!
映画デート、という口実を作って実は涼太くんへのサプライズ誕生日会を開く!というのが私の計画
もちろん映画も観に行きたかった!!
やっぱり好きなグループのステッカーは欲しいじゃん?
でももし涼太くんが了承してくれなかったら私はどうなっていたことか、
涼太くんが優しくてよかった!!
さすが国王!!ロイヤル貴公子様!!
──────
「おもしろかったぁー!!」
『ね、面白かった!』
「あの6子が最初あの場面で、」
『あなたの下の名前、ネタバレはダメだよ、この後観る人もたくさんいるんだから』
「あ!私としたことが…」
『さて、じゃあおやつでも食べますか』
「あ、待って!」
『ん?』
「ちょっと行きたいとこが空いてるか電話してくるから待ってて」
『あ、うん、』
「もしもし、準備良き?、うん、わかった、ありがとうございます!」
「涼太くん、行こ!」
『どこ行くの?』
「ついてくれば分かる♪」
『じゃあついてくね』
「うん!」
電車を乗り歩くこと40分着いたとこはと言うと…
『え、ここ』
「そうです!先輩のお家です!」
『え、なんで?(笑)』
「たまには私が涼太くんを送りたかったんです~(笑)」
『え、でも、』
「いいからいいから」
ピーンポーン
「はーい」
「こんにちは!あなたの下の名前です」
「今開けるわね~」
『え、ちょ、』
ガチャッ
「涼太くん、」
「「「Happy Birthday!!!」」」
パンパンパンッ
『わ……』
「涼太くん、お誕生日おめでとう」
「涼太おめでと」
「え!翔太も!」
「翔太くんがずーっと準備しててくれたのよ(笑)」
「すみません、いろいろとやらかしちゃって(笑)」
「いいのよ(笑)」
『え、』
「んはぁ!涼太が珍しく動揺してる(笑)」
『だって普段こんなことされなかったから(笑)』
「んふ、ビックリした?」
『うん、すごく』
「やったぁ!さ、涼太くん、入ろ」
『うん』
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☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆
涼太くん、お誕生日おめでとう!!!🎂💝
良い年にしてね~♥️
そして映画『おそ松さん』の公開もおめでとう!!
映画館はいつも以上に混んでいましたね(^^;
さすがSnow Man!!
これからも応援してまーす!!😁📣💕
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。