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第2話

『The signs of love』②
『The signs of love』

☆11☆


『……辞めてください…』




ワチャワチャしてた ふたりでも、気付く。


いつもの柔らかい圭人先生の声のトーンではないから。





『俺…からかわれただけ だったんで………ふふっw 』




うつむき、無意味に笑った圭人先生は…




ガラガラッ!!!




病室を飛び出して行ってしまった。





“ え…からかわれたって…どういう事? ”






私にも、今の状況が飲み込めなかった。





“ 〇〇ちゃん?? 告ったの、ウソだったの?? ”




そんな…
ウソなワケ………………ないじゃん……




だんだんと、飲み込めてきた現状。




有岡先生が持ってきたケーキ…



“ 圭人…めっちゃ頼み込んで、予約2日も早くしてもらったって… ”

“ 予約取るだけでも大変なんだよ?知ってると思うけど。 ”

“ 他にも… ”


☆12☆


ケーキのプレートを見ると…




自分の愚かさに、怒りが込み上げるのが分かった。




「……告白は…ウソじゃありません。」




簡単に口にした様な「彼氏になってよ?」


私には、相当な決断だった。


あと数日で、君はシぬと言われた日になる。


私は、その恐怖を、たったひとりでやり過ごす事への不安を…


大好きな人の愛で、打ち消して欲しかったんだ。



でも…



「…圭人先生、目は泳いでるし、言葉は詰まってたし…断るんだと思ったから……だから…」



シぬ事の恐怖よりも…



大好きな人にフラれる事の方が、怖いんだと…
初めて知ったんだ。



もう、笑い合えない…

そう思ったら…嘘を吐いた方が…

意識が勝手に、楽な方を選択したんだ。



「だから……冗談だって言ってしまったんです…」


ふたりが作り出した不穏な空気は…
私が作った、弱さの表れだった。



☆13☆


“ ホントに?じゃあ俺、圭人探してくる! ”



「待ってください!!!」



私は、病室を飛び出そうとした、山田先生を引き止めた。



「…このままで、いいんです。」

“ えっ!どうしてっ! ”

「…こんな私なんて……圭人先生を傷つけるだけ。…これで、良かったんです。」



辛いのは…


私だけで…


そう、私の中に…閉じ込めてしまえばイイんだ。





“ 〇〇ちゃんさぁ?誤解してない? ”

「誤解なんて……私なんて…迷惑ですから…」

“ 解ってないみたいだから、教えてあげる。…〇〇ちゃんは、俺たちにとって、奇跡なんだよ?”

“ ずっとずっとずっと、頑張ってきたその姿は、本当にカッコいいし!”

“ 弱音は吐かない。いつも明るい。辛い検査も薬も、笑顔で迎えてくれる。誰もができる事じゃない。”

“ 圭人にとって 〇〇ちゃんは、憧れであり、可愛い人なんだよ。”


☆14☆



「そんな……憧れとか…あり得ない……」





“ じゃあ……コレな〜んだ?? ”





「えっ…」




こ、コレってっ!!!




そんな まさか……






“ はい ” と、差し出された小さな小さな箱。



それを目にした私は、震えていた。



“ しっかり見て?これが……圭人の想いだよ? ”


半ば強引に掌に乗せられた箱。






眩しい…






ケーキプレートと同じメッセージ。






ばか じゃんッ!!!







ガラガラッ!!!






“ おい!待て!!!”

“ あっ!〇〇ちゃんっ!走っちゃダメだよッ!!! ”






今 走らなきゃ、いつ走れっていうの?



圭人先生を傷つけてしまった。

だからじゃない。



人には我を忘れる程になる時が必要なんだ。



命が失われようと、私は圭人先生を探し出したい。


☆15☆



と、思ったのに…



ハァハァハァ……
ハァハァハァ……ハァハァ…



普段 運動をしない私の身体が、悲鳴をあげていた。


“ 〇〇ちゃん!!!大丈夫?? ”


スグに追いつかれてしまった私は、山田先生に脇を抱えられ、支えてもらって立っているのが、やっとだった。


「ハァハァ…でも…ハァ……行かなきゃ……」


“ 解った!このまま行こう! ”

“ 山田!駐車場だ! ”


車に乗り込むのを見かけたのか、有岡先生は私の反対の脇を抱え、


私は担がれながら、進んだ。


自動ドアが開くと、圭人先生の車のライトが点いた!












「行かないでッ!!!」







ドンッ!!!







____________ぃ………痛い…












私の声は届かなかった…



☆16☆


右の腰のあたり…



ジンジンしてて…



熱い…









あ〜〜……内出血とか、、、しちゃってるのかな…








ふふっ………w







自分から飛び出して……私ってバカだなぁ〜〜………w







圭人先生…ごめんね?








車…傷つけちゃったかも……w







謝っても…







届かないかな…私の声……








『〇〇ちゃんッ!!!〇〇ちゃんッ!!!』







薄っすら戻った意識の、遠くの方で聞こえる…



愛おしい声。



私を心配して、取り乱しちゃって…




「…ふっw ……それでも…医者?……ww」

『〇〇…ちゃ……生きてる!』





あぁ…なんて愛おしいんだろう…



それは、改めて、好きなんだと実感させた。



☆17☆



「ばかじゃん……もう、シぬって人間に……forever とか…w」


ハァ…ハァハァ…


苦しくてたまらないのに…


伝えたい…





『もう話すな!』

「…ぃヤダ……ハァハァ……先生…?」

『ダメだ!もう黙って!……〇〇…ッ……』

「……ふっw…泣き虫……」

『当たり前だろッ!!!』

「…私は………ハァハァ…怖くないよ…」

『…ッ……〇〇…』

「だって……先生の愛を…感じる……アッタカイ…」




圭人先生…

ケーキありがとう。
私が食べたかった、あの一流ホテルのオペラ。

覚えててくれたんだね?

プレートと、指輪に刻まれたメッセージも!

Forever Love とか………キザww


好きになってくれて、ありがとう。

初恋を叶えてくれて、ありがとう。


私やっぱり、イイお星様になって、先生を見守るよ!




☆18☆








「先生……好きだよ…………
























シぬなんて…










怖くなかった。









大好きな人の…

















腕の中なら。


































☆19☆

『〇〇ちゃん聞いて?今日ね?新しい患者さんが入院してきてさ…』



話し声………?
圭人先生…?



『…ワガママばっか!…もぉ〜どぉしていいのか、分かんないんだよぉ〜〜 』



私が見てるのに気付かず、唇をとがらせ、愚痴ってる先生…


『〇〇ちゃん だったら、どうする?……あっ……』


と、私に視線を戻し、固まった。





『〇〇…ちゃん?……目…覚ましたの?!!!』

「……だ、誰ですか…?」

『えっ……もしかして…俺が分からない?』













「ぷっ!はははははぁ〜〜!」





「からかってみただけ!分かるよ!圭人先生!」

『ひ、ひどいよ…』




チョットやり過ぎだったかな…

圭人先生…うつむいちゃった…




「ごめんなさい……」

『……ヤダ、許さない。』



顔をあげると、私を睨みつけそう言った。






許さない……って…



☆20☆


「…嫌いに……なっちゃったの……?」





私の問いを聞くと…







先生は立ち上がり、片膝をベッドへ乗せ、私の上へと、覆いかぶさった!






『結婚…してくれるなら、、、許してあげる。』




っ!!!…///

こ、こんな先生!見たことないっ///



だって//……いつもは、フワフワしてて…//

臆病なくらいの優しさばっかりで…





「っ//…あ、あのっ//……は、はいっ!」




テンパる私に、ニヤッとした!


っ!!!
私に繋がってる機械のリズムが速まってる!
ドキドキし過ぎてる!!!


そんな事に気を取られてる隙に…








チュッ♡






私はファーストキスを…










奪われた。











ヤバい……






まだ…


















シねないッ!!!………///







☆fin.☆


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four Jasmine🧜‍♀️
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📝小説と呼べる小説目指してます!📝 名前変えた〜 4ジャスミン 👉 four Jasmine🧜‍♀️ ( ダサww ⭐️お気に入り 400突破 あざっす⭐️ 📚フォロワーさん 30 あざっす📚 プリ画で小説 書いてます_φ(・_・ プリ画での【過去作】 こちらへ大移行中‼️ ※1話に、ドンっと詰め込んでます! 見にくくて、ごめんなさい🙏
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