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第1話

『The signs of love』①
『The signs of love』

☆1☆


「ねぇ〜先生??」

『ん?』

「彼氏になってよ?」

『えっ//…あ、あの…//…』


先生は慌てて、持っていたペンをポロっと落とした。

そのペンを拾おうと先生が かがむと、一瞬、顔がベッドの下へと隠れた。


「ぷっw なにそれっ!あははっ!w」


戻ってきた顔は真っ赤で…

先生…照れすぎw



だいぶ歳上なんだけどさ…

ホント…可愛いかよ……


『あ、ゴメン!』

「っ!……だよね。」

『えっ?や、そうじゃなくて!その…取り乱しちゃって、ゴメンって意味だから!』

「あ…そっか…なんだw」

『…返事…なんだけど……』


ちゃんと私の目を見ないんだね。

モジモジした先生は、困ったと言わんばかりに、視線が泳いでる。


「あ〜…今じゃなくても…イイよw」

『う、うん。ありがとう//……じゃっ//』


と、チラッとだけ、私の顔を見て病室を出て行った。





☆2☆


「あ〜ぁ…」


シーンとした部屋なのに、
用もなくて漂うことなく 消えた独り言。




先生…




そんな顔しないでよ…




返事 聞く前に、分かっちゃうじゃん。





不器用だな……w




















ばか…



☆3☆


夕方。


「あれ?今日、圭人先生じゃなかったっけ?」

“なんかね〜急用が出来たって、交代させられたの〜…俺じゃ不満か?ww”

「はははぁ〜w ふまん〜ww」










逃げたんだ…





病院の中なんて、嘘も方便ばっか。


患者の為??


どぉだか。。。







私ね 実は、、、


余命1年と言われて、早11ヶ月の女。


体調的に、全然 自覚はない。


苦しいとか、痛いとか…


物心付いた時からだから、慣れたし。





だから先生…?


断られても、私 平気だよ?


強いから…


ホントだよ…




☆4☆



病院食も慣れた。

てか、コレしか出されないから、しょうがなく食べてると、


はぁぁぁ〜〜〜〜っ…


ため息が出た。

まぁ、逃げてく幸せもないしな。。。




“〇〇ちゃ〜ん!食べ終わりましたか?”

いつも、ヤケにテンションが高い看護師さんに、今日は合わせられなくて…


「はい…」


とだけ、一応の返事をして、布団に潜り込んだ。



“元気ないわねぇ?どうかしたの?”


や…
私の『触れるなオーラ』を感じてよ〜


“私で良ければ、話し聞…”



「大丈夫だからッ!!!」



布団の中からだから、かなりミュートされてたと思うけど…


怒鳴った声色は伝わった。



“分かった。話したくなったらいつでも声かけてね。”


と言って、布団の上から、私を撫でると、行ってしまった。



そんな優しさ…




いらないよ…



☆5☆


今夜は誰も面会に来ないのか。

そうやって、心で ため息をついた。


面会終了時間まで、あと5分。





辛い夜になるなぁ〜





カーテンを開け、夜空を見上げたけど、星は見えない。


夜の曇りって、ホント意味がなくて、
私みたい。


私が星になったら、曇りばかりでイイや。


だって この先、
先生が恋をして、彼女が出来たりしたら…

そんなの見たくないもん。





だから…



先生の幸せなんて、願ったりしてやんない!

星に祈られても、瞬いてあげない!





イジワルな お星様になるんだな…私。






もう、こうなったら、いつでもイイよ?



星になる覚悟なら…







今日できた。



☆6☆


見えない星を眺めていると、
猛スピードで、車から降りて、病院内へと走ってくる人を見かけた。




あれって…


圭人先生?



白衣じゃないから、違う人にも見えたけど…


まさか…
急変した患者さん?



急用で、仕事 代わってもらったくせに、呼び出しくらったのかな?


先生も…
今日はツいてないね……?








コンコンッ!


ドアのノック音がし、視線をやると、すりガラス越しに黒い男の人の影。


白衣ではないから、先生じゃない。


誰だろう?


もう面会時間は終わりだから、父親が来ることも無いはず。



コンコンッ!



もう一度 鳴らすと…


『俺だけど…〇〇ちゃん?居ないの?』


ぅへぇっ?圭人先生??



「っ//…あ、はい!…居ます!」

『ご、ごめんね……あ〜入っても…いいかなぁ?』

「…はい……どうぞ…」



☆7☆


「…はい……どうぞ…」



嬉しいような…


怖いような…


複雑だった。





そぉっとドアが開くと、先生は顔だけ覗かせて、



『あの……は、話しがあるんですけど…今、イイかなぁ??』

「……うん……まぁ…いつでも暇だからw」

『…そぉ…?…だよねw』


先生は、私のブラックジョークに、いつも戸惑った笑い方をする。

今だって…


たぶん、私の告白紛いの提案を、断る為に来た。

だから、引きつってる顔から、その戸惑いが隠せてないよ。



『…あ//…あのさ?……今朝の…は、話し…なんだけど……』



先へ進むのが怖くて、ゆっくりなテンポ。


その話し方…



もう…















辞めてっ!!!









「…帰って。」



☆8☆


『ん、えっ?』

「だから……帰ってください。」

『で、でもまだ話しが!』

「ふふっw もう、分かったからイイよ?……顔に書いてあるww」



はははぁっっっ!!!
と、笑い飛ばす私。


私なりに、優しくしてるつもりなんだよ?


先生を、これ以上 困らせちゃダメだ。



だから…



私の人生で、最初で最期の告白が、叶わなくても…







私は、先生の為に…








最初で最期の、精一杯の嘘をつくよ。








「あ〜ごめんなさい。先生を からかっただけだから!」

『…え、、、どういう……』

「だぁかぁらぁ〜〜!暇つぶしに、告りごっこ してみただけだからぁ〜!」

『……ごっこ…って……?』

「ホント…ごめんなさい。……っ…」




早く帰って。


じゃなきゃ、もう堪えられないよ…

涙。



☆9☆



かなりショックだったのか、、、



そんな表情で視線を落とした先生。





『…そ、そうだよね……勘違いしてた……









………今まで…………………ずっと……』










……………??……ずっと?









その時!!!



“ パパパパ〜〜ン♪♪パパパパ〜〜ン♪♪

パパパパンッ♪パパパパンッ♪パパパパンッ♪パパパパンッ♪”




えっ……結婚式の?曲??




いきなり登場したのは、


ロウソクが灯るケーキを両手で慎重に運ぶ…



『あ、あのっ!有岡先生、、、ちょ、チョット!チョット待ってください!』


“ ん??えっなにw 早過ぎた??ww ”


『や、そういう事じゃなかったんで…』



☆10☆


“ おめでとう ございまぁ〜〜す! ”


パッパ〜〜ンっ!!!


病院内とは思えない大声で登場し、クラッカーを鳴らす…




『や、山田先生っ!!!ちがっ!違うんで!』


“ え?早い?、、、てか、こんな おめでたいの、待ちきれるわけね〜だろぉ〜!ww ”


山田先生は、空のクラッカーで、圭人先生の頭をポカッ!っとはたいた!


私の病室は一気に賑やかになり、私と圭人先生が作り出した、不穏な空気は、居場所を無くしたかの様だった…


けど…




『だからッ!違ったんですッ!!!』





圭人先生の怒鳴り声が、その空気をまた呼び起こした。





“ “ ??はぁ?? ””


『もういいから、出てってください!!!』


“ まだ言ってないのかよ〜!んじゃあ、俺ら見ててやっから、早く言いなよ? ”

“ お!俺、動画 撮る! ”



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four Jasmine🧜‍♀️
four Jasmine🧜‍♀️
『 オシオキ 』読んでみて! ⤴️去年のシゲちゃん お誕生日記念小説なの 今年は忙しくて書けなかったから… プリ画からお引越し中🚚 プリ画での【過去作】 こちらへ大移行中‼️ ※1話に、ドンっと詰め込んでます! 見にくくて、ごめんなさい🙏 神に恋するお年頃〜(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎イェイっ♡ セツナいの好き♡
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