※本作はゲーム『ハムデパート まじかるクラフト』を紹介するプロモーション作品です
思わず聞き返してしまった。
さっきまで普通にプレゼントの話をしていたのに、いきなりデパート経営の話。
しかもハムスター。
意味がわからなすぎて、頭の中に「?」がいくつも浮かぶ。
琴音さんは説明する代わりに、自分のスマホを取り出した。
何か操作したあと、画面をこちらに向けてくれる。
そこに広がっていたのは、カラフルで小さな世界だった。
思わず声が出る。
そこにいたのは、確かにハムスターだった。
いろんなハムスターたちが、ちょこちょこ元気に動き回っている。
琴音さんがうなずく。
琴音さんが画面を軽くタップする。
すると──
思わず笑ってしまう。
もう一度、ハムスターがちょこちょこ歩き出す。
私は画面を見ながらつぶやいた。
琴音さんが小さく笑う。
私は画面から顔を上げた。
忙しく働いてるイメージが強いから、ちょっと意外だ。
琴音さんは肩をすくめた。
子どもの頃、よく動物園に連れていってもらった。
琴音さんはスマホの画面を見ながら続ける。
なんとなく想像がつく。
そう言って、画面のハムスターを指でつつく。
思わずまた笑ってしまう。
そのとき、店員さんがテーブルに来た。
空になったお皿が片付けられていく。
琴音さんはスマホをしまいながら立ち上がった。
そうだった。
私たちはカフェを出て、またデパートを歩き回った。
アクセサリーを見て、バッグを見て、靴を見て。
何度も迷って、行ったり来たりして。
結局、私が選んだのはシンプルなスマホケースと小さなバッグだった。
私はうなずいた。
レジで品物を包んでもらい、紙袋を受け取る。
大好きな琴音さんに買ってもらったプレゼントは、これからの高校生活を応援してくれるような気がした。
家に帰ってから、スマホケースをさっそく付け替えた。
つるっとした手触りが気持ちいい。
私は琴音さんにメッセージを送った。
すぐに返信が来る。
メッセージの下に画像がついていた。
思わず声が出た。
ピンク色のハムスター。
ころんと丸くて、ほっぺが少しふくらんでいる。
琴音さんからメッセージが続く。
かわいい。
昼間ちらっと見せてもらったゲームを思い出す。
画面の中で、ハムスターたちがわちゃわちゃ動いていた。
気づいたら、私はストアでアプリを探していた。
ダウンロードのボタンを押す。
少し待って、ゲームを開く。
琴音さんにメッセージを送ってみる。
送られてきたメッセージを見ながら画面を操作していく。
どうやらハムスターたちの依頼にこたえたり、商品を開発したり、いろんなお店を開いたりしながらデパートをにぎやかにしていくゲームらしい。
しばらく夢中になって遊んでいると、ふと思った。
ぽつりとつぶやく。
コンビニとか。
カフェとか。
せっかく高校生になったんだし。
まだわからないけど。
でも、ちょっとやってみたい気がした。
画面の中では、ハムスターたちが元気に働いている。
私も、何か新しく頑張ってみようかな。
そんなことを思いながら、もう一度画面をタップした。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!