無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

106
2021/10/09

第134話

《本物》
「あそこの病院には出る」

「学校のトイレには幽霊がいる」

「隣の空き家には何かがいる」

誰しも身の回りで1度は
そんな噂を聞いたことが
あるのではないだろうか?

ほとんどのモノ
人間の目の錯覚、
勘違いから生み出されることが多い。

他人の口から語られる
自らに危険のない無害な噂。

退屈な毎日に
ちょっとした刺激を与えてくれるスパイス。

けれど、
その噂達の中にまさか《本物》が
混ざっているとは誰も思わない。

『そんなものは存在しない』

皆、心の中で

『自分は非日常とは無縁だ』

と安心しきっている。

《本物》は
《誰》のすぐ隣にも
確かに存在しているというのに。

学校の帰り道。

いつも行くコンビニ。

もしかしたら今寝ているベッドの下にも。

本物彼ら》は
静かに待っている。











━━自分に気づく人間を。