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2021/06/22

第4話

失敗の実験
「あぁぁぁ‼︎」

私はこの世の終わりかと言うような声で叫んだ。


何と蒼君が早速実験でやらかしたのだ。


「水上置換法なんだからここの水槽には水用意してって言ったじゃん、その間蒼君なにしてたのよ⁉︎」


蒼君はなにも起こっていないかのようにあくびをした。

「これじゃあ気体が漏れちゃうじゃん、もぉ…」

私たちは空っぽの水槽をガッチリと手で掴み、顎が外れるほど口を開き驚きの様子で水槽を睨み続けた。

それから一旦ガスバーナーの火を消し、もう一度やり直すことにした。

自分も水槽に水が入っていないのを見落としていたのが悪いけれど、まさか入っていないなんて思いもしなかった。

他の班にも大分遅れをとってしまって私は精神的に大きなストレスがかかった。

「蒼君は悪くない、蒼君は悪くない…」

落ち着け私、と脳に話しかけて取り敢えず落ち着く。


「次こそ成功させなきゃ…」


横目でチラリと七実ちゃんと白石君を見ると2人ともクスクスと笑っていた。