第14話

やれらたらやり返す、倍返しだ
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2022/07/12 15:13
煉獄杏寿郎
姉上…ただいま、帰りました…!
煉獄(なまえ)
煉獄あなた
あっ、お帰り杏寿rんんんん〜〜〜〜????
おかえりの挨拶を返そうとしたがこの通り歯切れの悪い返答となった。いや、何でかってさ、これちょっと聞いて欲しいんだけどさ…



なんか杏寿朗がめっちゃゼーゼーと息を切らしながら、腕とか足をフルフルと震えさせて、髪の毛もいつにも増してバッサバッサの状態で立ってるわけなのよ()
煉獄(なまえ)
煉獄あなた
いや、何事!?
煉獄杏寿郎
宇髄に呼び出されて屋敷まで行ったんですが……
回想
煉獄杏寿郎
む?何故ここに?
宇髄天元
まあまあ…ちょいと鍛錬しようぜ
煉獄杏寿郎
鍛錬か!承知した!!
炎柱と音柱による鍛錬、開始ッ!
煉獄杏寿郎
むっ!
宇髄天元
あー手が滑っちまったー(棒)
煉獄杏寿郎
よも!?
宇髄天元
マジでごめんな足ちょっと捻っちまってー(棒)
回想終了
煉獄杏寿郎
……と言ってやたら俺の手足に木刀を当てて来たんです!!
煉獄(なまえ)
煉獄あなた
まあ泣くまで殴ったし…仕返しのつもりなのかも…?
煉獄杏寿郎
でも見てください姉上!こんなに痣だらけなのですよ!?
そう言って隊服の袖を捲って腕を見せた杏寿朗。近寄らなくても痣でいっぱいになっているのがすぐに分かるほど凄い数であった。



本物の日輪刀でやられていないにしろ、あんなでっかい男の人に木刀で攻撃されたらさぞかし痛いんだろうな…私だったら一撃で粉砕骨折も免れられないのでは…。



なんだかんだで普通に話している杏寿朗が如何に異次元なのかを知りつつも、流石にそこまで痣だらけでは心配だったので、湿布を貼ってあげた。任務に支障が出たらいけないもんね。
煉獄(なまえ)
煉獄あなた
取り敢えずこれで応急処置ってことで!あんまり無理はしないようにね…?
煉獄杏寿郎
姉上……やはり俺と結k
煉獄千寿郎
させますぇーーーーーん!!姉上は俺のです!!
煉獄杏寿郎
よもやまたも止めるか千寿朗!姉上は渡さんぞ!
なんだか今はこの2人を止めようとは不思議と思わなかった。なんて。

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