SIDE ウジ
残った俺達はどうすることも出来なかった。
みんなの表情は曇っている
この状況を俺たちだけでどうすることも出来るわけがないし、だからと言ってただ訓練をすることもできない。
訓練場に集まった俺たちの表情は暗い
ジュンの一言で空気が重くなるのがわかった。
ジュンはウォヌに抱きついていた。
鼻をすする音が聞こえ、ウォヌは静かに頭を撫でており心配そうに見つめている。
ミンギュの一言で、みんなの間に笑顔が戻った。
うるさいが空気の読めるミンギュに感謝し、俺はディノに声をかける
Aキューブができてから、訓練で治癒が必要な怪我をするのが普通になった。
治ると思い、みんな無茶をするのだ。
研修生の間に笑顔が戻った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!