第44話

捜査任務8
764
2018/12/31 17:02
SIDE ジョンハン
ビデオを見るとそれは、被害者のふたりが起こっている状況を話すというものだった。
そして、スンジュンが言った。

「チェスンギュに殺される…」
ジョンハン
ジョンハン
チェスンギュ…?
嫌な予感がした。
ウジ
ウジ
なんか聞いたことある名前だな…
ジョンハン
ジョンハン
っつ!?
思い出した、チェスンギュ、、クプスのお兄さんだ…、

クプスは前、俺とジスだけに話してくれたことがある。

クプスは早くに親をなくし、里子に引き取られた、しかしその里親がクプスに虐待をしていた。

しかしある時目を覚ましたら、その里親はおらず、本当の兄だと名乗る、チェスンギュが現れた。

血液型も一致し、2人で暮らし始めた、そんな時、クプスは(あることが原因で)能力者になった。

PPSに入った今でも、お兄さんとの交流は続いているらしい。

クプスにとって虐待を受けることは日常で、今が幸せだと言っていた。

それを聞いて泣きそうになった俺達の頭をクプスは力強く、優しい手で撫でた…

スングァン
スングァン
ヒョン…?大丈夫ですか?
ジョンハン
ジョンハン
…え?
スングァン
スングァン
ヒョン 、泣いてる。
スングァンに言われて気づいた。

これを言っていいのか迷いながら俺は口を開いた。
ジョンハン
ジョンハン
チェスンギュ…クプスのお兄さんだ。
スングァン
スングァン
うそ…でしょ、?
ウジ
ウジ
そんな…
2人は驚きで声を出すのがやっとだった。
ウジ
ウジ
クプスヒョンが戦闘員を辞める理由って、、
クプスが支部を出ていったのは、この事件が任務として出される前だ。

クプスは関係ないだろう…
スングァン
スングァン
クプスヒョンに個人的に連絡してるかも…
クプスは例え血が繋がっている兄弟だとしても犯罪者側に経つことなんてしない人間だ。

少なくとも、今まではそう思っていた。
ジョンハン
ジョンハン
とりあえず、あなたヒョンに連絡して、そこから考えよう。

俺はクプスを信じる。この件には関わっていない!
俺がそういうと、ウジとスングァンは力強くうなづき、ウジはあなたヒョンに連絡、スングァンはビデオを見返し始めた。
ウジ
ウジ
ヒョン…?ヒョン!
あなたヒョンはショックだっただろう、仮にも自分の想い人が犯罪に加担しているかもしれないのだから、
ジョンハン
ジョンハン
俺はもう何も言えなかった。

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