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第9話

8.
280
2019/01/30 15:37
美月
づがれだああああ!
布団にボフっと倒れ込む
沙織
沙織
お疲れ様〜
沙織は水を飲みながらやさしく声を掛けてくれる
女子
さてと!今日は恋バナいっぱいしますよ〜!
1人がそう言うと「いぇーい」と他の女子も続く


めっちゃ盛り上がってんじゃあん...
美月
私もう疲れたんだけど...w
女子
だめっ
美月も強制参加!
そんなことを話していると先生が

ガラガラっとドアを開け入ってくる。
先生
消灯時間だぞ〜

パチンっと電気を消されると

しばらく私達は寝たフリをする。
沙織
沙織
...そろそろ行ったかな
女子
よしっ
どっから取り出したのか分からない

懐中電灯に枕を押し付け丁度いい感じのライトにする
女子
さて、誰から話しますかねぇ...
美月
待って確認なんだけどみんな好きな人はいんの?
そう聞くと当たり前かのように頷くみんな。


え、いないの私だけ?
沙織
沙織
え、美月って言わないだけかと思ってたけどまさかほんとにいないの?
美月
う、うん
女子
えっ!?
いやそんな驚くん?
女子
この年頃でいない人いるんだ...
沙織
沙織
まぁ美月だもんね
美月
美月だもんねとはなんだ
沙織
沙織
なんでもありませーんw
女子
えぇ私絶対じんくんかテオくんの
どっちかと付き合ってると思ってたw
私も〜と沙織以外の人が頷いてる
美月
んなわけwww
あの人達は男として見た事ないw
女子
えっ!
結構イメケンくんなのに!?
美月
は、あれのどこがイケメン...?
一同にドン引いた顔をされる
美月
確かに性格はいいけど顔は...
うん。どう見てもかっこよくはない。
女子
一緒にいすぎて麻痺してんのかね、
女子
それとも理想が高すぎるんじゃない?
沙織
沙織
だから彼氏できないのかぁ
美月
お前ら散々に言いやがってぇ...!
確かに彼氏出来たことないけどさ!
女子
え、でも2人の中だったらこっちのがいいみたいのもないわけ?
美月
え〜
どっちも同じくらい好きだけど...
美月
うーんどっちかと言えばテオかな?
私がそういうと

なんで?と口に出してはいないものの

キラキラの目でこっちを見てくるみんな
美月
優しいし頼りがいあるし面白いしなんか一緒にいて安心する...かな
女子
うおっこれは新たな恋の予感...
美月
ちょ、違うから!
こんな感じで楽しく話していたら

2時間も経っていた



意外と恋バナも悪くないな...

そんなことを考えながら眠りについた

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