「ありがとう!!」と
勢いよく抱きついてくるあなたを、僕は彼女の背中にそっと手を当て支えた。
僕がそう言うと、我に返ったのかあなたは頬を赤く染ながら、僕の腕を押すようにして離れた。
そして直ぐに、少し寂しげな表情を見せた。
ドラコは、そう言ってあなたへ からかうように笑いかける。
そう言って、あなたは小さくため息をついた。
ドラコは、そんなあなたの様子を見ると少しの間考えるような素振りを見せ、彼女に視線を戻した。
そう言って、悪戯な笑顔を見せる彼は…いつも以上にかっこよく感じて、、、。
私は思わず、ずっと考えてたお願い事を口にした。
照れ隠しからか、早口でそう話すあなたにドラコはニヤリと笑うと、彼女の赤く染った頬に手を当てた。
ドラコの突然の行動に、私の胸は跳ね上がり、私は咄嗟に彼から離れ、すぐに顔を逸らした。
少しの間視線を逸らしてから、再び彼へと戻すとドラコが何処と無く嬉しそうに笑っているような気がした。
そんな彼に見とれてる自分に気が付き、私は1度頭を振ってから彼へと向き直った。
ドラコは、1度あなたから視線を逸らすと、企みでもあるかのような不敵な笑みを彼女に向けた。
そして、彼女の瞳を見つめると…
そう言って、片眉を上げドラコは優しくも不敵な笑顔をあなたに向けた。
動揺したように声を荒らげるあなたの頬に、ドラコは優しく手を添えると、彼女に対し軽く首を傾げた。
そう言うドラコは、彼女の頬に手を添えたまま、少しばかり悲しそうな顔を見せた。
あなたからの返事を聞くと、先程までの表情はどこへやら、ドラコはニヤリと悪戯に笑い、あなたの頭に優しく手を置いた。
そう言って、僕は彼女へと笑いかける。
あなたの事だ、どうせ僕が優しさでそう言ったと思ってるんだろう。
僕は、お礼を言われるような事なんてしてないのに。
だって、僕の願い事も…あなたと………
ハーマイオニーは、悪びれる様子もなくそう言うロンの腕を持っていた本で叩いた。
そんな会話をする3人の目線の先には
少しだけ、距離の近くなった2人の姿が…
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この後2人は、どんなデートをしたんでしょうね😌
思い合う2人の願い事が、お互いに同じなのが素敵ですよね!♡
勉強を頑張るあなたちゃんと、少し余裕のあるドラコを書けて結構満足です✨
結果、損をしたのは…パンジーのくっつけ作戦に協力したハーマイオニーと言うことで…笑
ちなみにロンは、あなたもおらず1人で補講を受けたそうです……
【お気に入り🌟】380人突破!!🎉
【ハート❤】3000個突破!!🎉
皆様いつも応援ありがとうございます!!✨
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!