第7話

猫がいるんデス そのなな
29
2018/08/14 13:09
パトカーで家まで、送ってもらった

オジイとオバアは、びっくりした

オジイ「アイリ‼ ヒロト‼ 無事か‼」

ハゲ頭に、熊みたいにデカイ、オジイが叫び声を上げる

アンパンマンに似てる、お巡りさんが、事情を説明してくれる
人命救助に活躍してくださったんです

オジイ「そうか❗良くやった二人共‼」
デカイ手が、僕とアイリを二人同時に抱きしめる

苦しい〰 

パトカーで帰ったから、両親が事故にあった時を思い出して、心配させてしまったかな

ごめんよ オジイ

オバア「孫達を、送っていただき、ありがとうございました」

お巡りさんに、深々と頭を下げ、パトカーを見送る オバア

穏やかで、小柄で和服を、いつもきちんと着ている 今も綺麗だけど、若い頃は、もっと綺麗だったのだろうに⁉

なんで⁉ こんな熊みたいにデカイ、オジイと結婚したんだろ 不思議だ

オジイ「腹減っただろ 寿司でも出前とるか」

オジイは、ご機嫌で、寿司食って、酒飲んで、大好きな、矢沢永吉をアカペラで、歌って寝てしまった

オバア「二人共、疲れたでしょ お風呂に入って、早く休みなさい」

アイリ「ありがとう❤ オバア」

ヒロト「ごめん 心配かけて」

オバア「なに言っているの おやすみ」

おやすみ オバア オジイ

リビングに、アイリと二人だけになった

ヒロト「アイリ ミャアは今もいるのか」

アイリ「うん 兄様の膝の上に乗ってる」

見えない

ヒロト「確かめたい事がある 僕の手を握って」

両手を差し出す

アイリ「なに⁉やだ 恥ずかしい」

ヒロト「なんで、耳まで、真っ赤になるんだ さあ、手を握って」

アイリは、もじもじしながら、僕の手を握ってくれた

僕はアイリの眼をじっと見る

アイリ「兄様❤そんな見つめらたら、ダメ」

自分の膝の上を見る

見えない

アイリの眼を、もう一度見る

アイリ「兄と妹 ついに禁断の扉を開く日が来たのね❤待ってて、お風呂入ってくる❤」

ヒロト「違う‼ 僕も、ミャアを見る方法を試しているんだ」

アイリ「兄様が、ミャアを見る⁉」

ヒロト「ちょっと、気がついたことがあるんだ」

アイリ「なんだ、つまらない」

ヒロト「つまらなくない‼ 今度は両手を水に濡らしてきてくれ」 

アイリ「手を、手だけ⁉」

ヒロト「うん‼水道の水で、拭かなくていい 濡れたままで、」

再度。アイリの手を握る

アイリの眼をじっと見る。顔がまた真っ赤になる

もう、ええがな

膝の上を見る

見えた‼‼

ミャア~😸

聞こえた‼‼

ヒロト「いる。ミャアがいる 」

アイリ「兄様❗見るえの⁉」

ヒロト「見える ハッキリ見える スゴい幽霊て、こんなにリアルに見えるんだ、半透明かと思ってた‼」

アイリ「なんで⁉ 水に濡らして手を握り合えば見ると気がついたの⁉」

ヒロト「昼間、アイリが赤信号飛び出した時手を握っても、ミャアは見えなかった。でもベンチで水のペットボトルを渡した時、一瞬、ミャアの鳴き声が聞こえたんだ。」

アイリ「あの時ね」

ヒロト「それで、もしかしたら水から伝わって、アイリの見たものを、霊感の無い僕でも共有できるかもと、思ったんだ‼」

アイリ「兄様❗スゴい❗でも、なんで水なのかしら⁉」

それは、僕達が、まだ、小学生の頃、アイリが川で溺れた臨死体験が関係するかも、

でも、今はそれより‼

ヒロト「ミャア😸お前、こんなに、かわいいのか❤100才の化け猫とか言って、ごめんよ ❤アイリが夢中になるはずだ」

アイリ「でしょ❤でしょ❤かわいいでしょ❤」

ヒロト「猫アレルギーのオジイが見たら、卒倒するな」

アイリ「大丈夫よ見えないし、餌代はかからない ウンチはしない 私達だけに見える 最高の猫よ❤😸 ね❤ミャア~😸」

ミャア~😸

これが、霊感なしの兄 赤星ヒロト
霊感バリバリの美少女 赤星アイリ

化け猫ミャア😸の出会いのエピソード

これから、この二人と一匹で、オカルトでミステリーな事件を怪決します

よろしくお願いいたします☺

ミャア~😸

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