パトカーで家まで、送ってもらった
オジイとオバアは、びっくりした
オジイ「アイリ‼ ヒロト‼ 無事か‼」
ハゲ頭に、熊みたいにデカイ、オジイが叫び声を上げる
アンパンマンに似てる、お巡りさんが、事情を説明してくれる
人命救助に活躍してくださったんです
オジイ「そうか❗良くやった二人共‼」
デカイ手が、僕とアイリを二人同時に抱きしめる
苦しい〰
パトカーで帰ったから、両親が事故にあった時を思い出して、心配させてしまったかな
ごめんよ オジイ
オバア「孫達を、送っていただき、ありがとうございました」
お巡りさんに、深々と頭を下げ、パトカーを見送る オバア
穏やかで、小柄で和服を、いつもきちんと着ている 今も綺麗だけど、若い頃は、もっと綺麗だったのだろうに⁉
なんで⁉ こんな熊みたいにデカイ、オジイと結婚したんだろ 不思議だ
オジイ「腹減っただろ 寿司でも出前とるか」
オジイは、ご機嫌で、寿司食って、酒飲んで、大好きな、矢沢永吉をアカペラで、歌って寝てしまった
オバア「二人共、疲れたでしょ お風呂に入って、早く休みなさい」
アイリ「ありがとう❤ オバア」
ヒロト「ごめん 心配かけて」
オバア「なに言っているの おやすみ」
おやすみ オバア オジイ
リビングに、アイリと二人だけになった
ヒロト「アイリ ミャアは今もいるのか」
アイリ「うん 兄様の膝の上に乗ってる」
見えない
ヒロト「確かめたい事がある 僕の手を握って」
両手を差し出す
アイリ「なに⁉やだ 恥ずかしい」
ヒロト「なんで、耳まで、真っ赤になるんだ さあ、手を握って」
アイリは、もじもじしながら、僕の手を握ってくれた
僕はアイリの眼をじっと見る
アイリ「兄様❤そんな見つめらたら、ダメ」
自分の膝の上を見る
見えない
アイリの眼を、もう一度見る
アイリ「兄と妹 ついに禁断の扉を開く日が来たのね❤待ってて、お風呂入ってくる❤」
ヒロト「違う‼ 僕も、ミャアを見る方法を試しているんだ」
アイリ「兄様が、ミャアを見る⁉」
ヒロト「ちょっと、気がついたことがあるんだ」
アイリ「なんだ、つまらない」
ヒロト「つまらなくない‼ 今度は両手を水に濡らしてきてくれ」
アイリ「手を、手だけ⁉」
ヒロト「うん‼水道の水で、拭かなくていい 濡れたままで、」
再度。アイリの手を握る
アイリの眼をじっと見る。顔がまた真っ赤になる
もう、ええがな
膝の上を見る
見えた‼‼
ミャア~😸
聞こえた‼‼
ヒロト「いる。ミャアがいる 」
アイリ「兄様❗見るえの⁉」
ヒロト「見える ハッキリ見える スゴい幽霊て、こんなにリアルに見えるんだ、半透明かと思ってた‼」
アイリ「なんで⁉ 水に濡らして手を握り合えば見ると気がついたの⁉」
ヒロト「昼間、アイリが赤信号飛び出した時手を握っても、ミャアは見えなかった。でもベンチで水のペットボトルを渡した時、一瞬、ミャアの鳴き声が聞こえたんだ。」
アイリ「あの時ね」
ヒロト「それで、もしかしたら水から伝わって、アイリの見たものを、霊感の無い僕でも共有できるかもと、思ったんだ‼」
アイリ「兄様❗スゴい❗でも、なんで水なのかしら⁉」
それは、僕達が、まだ、小学生の頃、アイリが川で溺れた臨死体験が関係するかも、
でも、今はそれより‼
ヒロト「ミャア😸お前、こんなに、かわいいのか❤100才の化け猫とか言って、ごめんよ ❤アイリが夢中になるはずだ」
アイリ「でしょ❤でしょ❤かわいいでしょ❤」
ヒロト「猫アレルギーのオジイが見たら、卒倒するな」
アイリ「大丈夫よ見えないし、餌代はかからない ウンチはしない 私達だけに見える 最高の猫よ❤😸 ね❤ミャア~😸」
ミャア~😸
これが、霊感なしの兄 赤星ヒロト
霊感バリバリの美少女 赤星アイリ
化け猫ミャア😸の出会いのエピソード
これから、この二人と一匹で、オカルトでミステリーな事件を怪決します
よろしくお願いいたします☺
ミャア~😸
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!