第2話

猫がいるんデス そのに
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2018/08/14 13:06
次の日の日曜日

アイリ「ミャア😹」

アイリが、僕についてきた 猫の霊に ミャア と名前を付けて、戯れている

霊感のない僕には、いや、僕以外の人から見ても不気味だ

ヒロト「アイリ、、あのさ」

アイリ「大丈夫 兄様以外、誰も信じないから オジイにもオバアにも言ってない」

ヒロト「ああ、そう、」

僕達の両親は、僕達が小学生の頃に交通事故で亡くなった
家族で遊園地に行った帰り道 大型トラックが逆送して来て、僕達家族の乗った乗用車と正面衝突 両親は即死 後部座席に座っていた 僕とアイリは奇跡的に助かった

大型トラックは盗難車で、犯人は その場から逃走 いまだに逮捕されてない
楽しい家族の遊園地の思い出が、両親の命日になった

その後、父方の祖父母の家に預けられ育ててもらっている 

オジイは、腕のいい大工職人で、何十人といる職人をまとめて、
「お頭‼」
と呼ばれ、現役で現場に出て指揮している

その名も、赤星鉄心 職人気質の頑固一徹

オバアは、温厚な女性で、アイリを、メチャメチャ可愛がってくれた アイリもなついてる
三味線のお師匠さんで、自宅の一部を改造して三味線の教室を、開いて、たくさんのお弟子さんを指導している 名前は、サエです
アイリも、オバアの弟子の1人

ちなみに、この家を建てたのも、改装して三味線教室にしたのも、オジイです

そんな、オジイとオバアにも、霊感があることを話ていない
アイリなりに、変な孫だと思われるのが、嫌で気を使ったのかな⁉

アイリ「どうしたの?ミャア⁉」

アイリが猫の霊と話てる

アイリ「兄様❗ ミャアが、なにか訴えてる‼」

ヒロト「はい⁉なにか?て、なに⁉」

アイリ「わからない でも焦ってる。あっ‼待って‼ミャア‼」

ヒロト「どうしたの?」

アイリ「ミャアが走って出て行っちゃた‼急いで追わないと‼一緒に来て、兄様❗」

ヒロト「猫の言葉わかるの⁉」

アイリ「わかるわけないじゃない‼猫なんだから‼」

ナンノコッチャ⁉

真夏日の昼間 サンダルで、猫の霊を追いかけ、家を飛び出し、アイリは走りだす‼

サザエさんか‼と、心のなかで、ツッコミいれ、アイリの後を追いかける 僕

付け加えます
我、妹アイリは、

霊感バリバリ‼走りだしたら、止まらない
暴走 美少女なのである‼

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