第16話

右腕がないんデス そのきゅう
22
2018/08/16 15:08
30分ぐらいして、電車は立川駅を通過した。

ここから、青梅線にはいる。

まだ、発見できない。

僕でさえ、辛いのだから、アイリはもっと辛いはずだ。

アイリは、僕の手を握って離さない。

とっくに手は、渇いてしまった。

戸川 照之さんも、化け猫ミャアも見えない。

ヒロト「アイリ すっかり、ぬるくなったけど、水飲んでくれ。無理するな。」

アイリ「ありがとう」

アイリは、ペットボトルを受け取り、水を、一口飲んだ。

僕も、喉が渇いてしまったので、水を飲んだ。

アイリが、ニヤニヤして、僕の顔を見てる。

アイリ「間接キス💋」

ヒロト「ハア❔」

アイリ「直接したくなったら、いつでも言ってね❤」

小悪魔より魅力的な、ウィンクする

まだ、余裕あるじゃないか❗

電車は、拝島を通過した。

窓の外の景色が、変わり、遠くまで見通しが良くなった。

まで、何も発見できない。

青梅駅を通過すると、更に景色が変わり、濃厚な緑色につつまれた山の風景になった。

同じ東京都とは、思えない。美しい景色だ。

少し、耳鳴りがする。標高が高くなったのかな❔

さすがに、不安が過る。

このまま、何も発見できないまま、終着駅 奥多摩駅に到着したら、どうしよう😖💧

戸川 照之さんは、今、どんな気持ちなのか❔気になった。

ヒロト「アイリ 手が渇いてしまった 水かけるよ」

アイリ「あ❗うん❗」

電車の床に水をこぼさないように、手に水をかける。
これで、ペットボトルの水は、空になった。

戸川 照之さんを見る。
見えた。けど、様子が変だ。
ひょとして❔

ヒロト「戸川さん、この当たりに、来たことあるんですか❔」

まばたき、一回、yes

ヒロト「おおぉ❗僕の声も聞こえるんですね。さっき、大爆笑したこと、怒ってますか❔」

まばたき、二回、No

よかった 戸川さん いい人 イヤ、いい幽霊

その時、

ミャア~😸ミャア~😸ミャア~😸❗❗❗

アイリ「ミャアが、見つけてくれた❗次の駅で降りて、線路戻るわよ❗ 」

ヒロト「わかった❗」

アイリ「戸川さんも、いいですか❔」

まばたき、一回、yes

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