第4話

猫がいるんデス そのよん
28
2018/08/14 13:07
粉々になった玄関の戸を跨いで、サンダルのまま、屋内に上がり、

アイリ「ミャア❗ どこ⁉」

ミャア〰~😸

アイリにしか、聞こえない、ミャアの鳴き声をたどり、奥の和室にアイリは入った

僕も、仕方ないけど、上がりこんだ

なんて暑さだ 室温の高さに驚いた
この家、冷房ないのか⁉

アイリ「兄様❗ 来て‼」

アイリの大声に、僕は走り込んだ

アイリ「オバアさん しっかりして」

アイリが和室で倒れている、オバアさんに声かけしている

この家の暑さ‼ お年寄りの一人暮らし、

オバアさんが倒れている これは‼

アイリ「熱中症よ‼ 兄様❗救急車を呼んで‼」

ヒロト「了解です」

僕はスマホを取りだし、119番通報した

アイリ「オバアさん私の声が聞こえますか⁉ このお水飲んで‼」

アイリが、さっき買ったペットボトルの水を飲ませてる

ヒロト「救急車は呼んだ オバアさんはどうです」

アイリ「私の声に反応してくれるけど、しゃべれないみたい。でも、お水を少し飲んでくれたから大丈夫だと思う」

5分と経たずに、救急車のサイレンが聞こえてきた

だけど、この雑木林の奥の家は、わからないだろう

ヒロト「救急車向かえに行ってくる オバアさんを頼む」

アイリ「わかった」

立ち上がった時に、気がついた

小さな和ダンスの上に飾られている写真立てを

ヒロト「アイリ、あれ見てください」

アイリ「あ、、、」

その写真には、仲良さそうに、オジイさんとオバアさんが写っている

そしてオバアさんの膝の上で、気持ちよさそうに、居眠りしている三毛猫の姿も、

間違いない、昨夜、道路で死んでた三毛猫だ

アイリ「ミャア、あなた、この家の猫だったの」


ミャア〰~😸

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