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第14話

Rival appearance
39
2018/09/02 05:59
*


「蝶野君!ああ、今日は早番だったっけ?」

「はいっす!♪…ん?かおりさん、そちらの男は?」


バイトが入っていたのを思い出した私と不審そうに問う蝶野君。


「あ、ああ…こちらは…」


名前を知らない為、なんて紹介して良いか分からなかった私は、チラリと男に視線を向ける。

すると、男は何も言わずに、蝶野君の前に立って。




「俺はソウだ。お前がココのバイトとやらか?」




初めて男の名前を知った。


(ソウって言うんだ…)


私がふ〜んとか思ってる横で話はどんどんと進んでいく。


「そ、そーっすけど…アンタ、ここに何の用っすか?お客さん…では、無さそうっすけど…」

「お前、いいか?カオリを変な目で見るなよ?カオリ、あんまり免疫無さそうだし…必要以上に触れるのもNGだからな?」


なんて事を忠告されてキョトンとする蝶野君と、軽くため息を吐いた私。


*

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