涼介side
「…好きです。」
ん?告白か?
ちっと覗いてみっか。
そこには、顔を真っ赤にした桜咲さんがいた。
桜咲さん、好きな人いたんだ。
ちょと意外。
「…帰るか。」
「ヒック……」
ん?泣いてる?
「……桜咲さん、災難だな。」
慰めてやろうと思ってかけた一言目がこれってやばいだろ。
「、、え?」
「涼介、君?」
名前、知ってるんだ。
なんか、嬉しい。
「もしかして、聞いてた?」
「聞くつもりはなかったけど、聞こえちまったからな。」
「てかさ、すごい泣いてんな。」
「そんな、ショックだったか?」
俺は、桜咲さんの涙をすくって舌で舐めた。
「…甘ぇ」
恥ずかしかったのか、顔がみるみるうちに赤くなった。
「…ん?顔真っ赤。誘ってんの?」
「…え!?違っ……」
「まぁいいや。外、もう暗いし帰るか。」
亜夢るーむ🐰(作者から)
プリ小説を始めてから、3日たちました。
そこで、感想などをくれるととても嬉しいです!
やる気も⤴︎します。
これからもよろしくお願いします‼︎
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!