翌日
またいつも通り屋上で過ごしていると
ガチャ…バタンっ
扉の方から音がして振り返ってみると
俺は彼女を無視して目を瞑ると
そんなことを言って彼女は俺の頭をグリグリしてきた
あまりのことに俺は
キレているのに…彼女は小学生みたいな反応をした
そう言うと彼女は俺の隣に座ってきた
そういった彼女の声は少し嬉しそうだった
そんなことを思っていると
何を言うかと思えば…
そう問いかけると…
バカなのか…
あぁ、やっぱり馬鹿だ
本当の馬鹿だ
いかにも言いたいという顔をしている彼女だから
俺はそう言うと彼女に背を向ける
そう言うと彼女はパタパタと足音を立て屋上から去っていった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!