〜あっという間に放課後〜
禰豆子
ごめんね!呼び出して……
アオイ
大丈夫よ
カナヲ
私はこの後お店のお手伝いしないと……
↑
カナヲの家は何か自営業をしているということで…
禰豆子
分かった……手短に話すね…
と、先程運ばれてきたカフェオレが入ったコップを握った…
禰豆子
お兄ちゃん…“記憶が戻る”かも……
カナヲ
え……
アオイ
そんな……!
禰豆子
嫌な記憶には蓋をしておきたい…
けどそれは私達も一緒……
アオイ
……
カナヲ
まだ…
禰豆子
ん?
カナヲ
まだ……“あの子”見つからないんでしょ……
禰豆子
うん……
アオイ
やっぱり辛いのかも…
あんな事があったから……
禰豆子
……
カナヲ
……
アオイ
……
カナヲ
どこに行っちゃったのかな…(ポロッ)
禰豆子
カナヲ……
アオイ
……
禰豆子
私達がやった事はとても酷い事だもの…
簡単に姿を現すはずがないよ……
カナヲ
……
アオイ
まだもしかしたら私達が知らないだけなのかも…キメツ学園にいるかもよ……
禰豆子
そうだといいな……
と、話していると遠くで……
「きゃはは!」
女の子達が笑っている。
カナヲ
ごめんね……もう行くね……
禰豆子
うん……
アオイ
ねぇ……
禰豆子
ん?
アオイ
あれさ……
アオイが指をさしたのは先程騒いでいた女子高生だった。
そこにはよく見ると少し大柄の男性の方々もいた。
アオイ
悲鳴嶼さんと……
アオイ
あなたじゃない…?
禰豆子
え?
カナヲ
え?
バッ……
よく目を凝らして見ると前世の悲鳴嶼さんとあなたらしき人…上弦の鬼だったと思われる人達がいた。
〜?side〜
?
まじウケる〜!“咲希”ギャグ線高くなった?
?
確かにな……こんなに面白かったか…?
?
えぇ?そんな事ないよォ?
そうそう!でね!前の席の子が……
?
ねぇ
?
?何?童磨
?
あの子達驚いた顔でこっち凄く見てない?
?
え?
?
ほんとじゃん
キモ
?
誰?あれ暁歌の知り合い?
?
さぁ……?なんと哀れな少女達…
?
何が哀れなのw
?
さぁ?何がだろうな……
?
暁歌もギャグ線上がったわこれは
?
たしかし
?
たかし君呼ぶ?
?
誰やねん!
?
さぁ?
?
ʬʬ( '-' ʬʬ )クサチャン
?
ここで草生やすのやめてもろて
?
てか、何あの子達
?
知らん
?
無視が1番!
?
だな
〜元に戻って〜
禰豆子
目が合った……
カナヲ
き、気づいてないのかな…
アオイ
暁歌って呼ばれてる人もあれ悲鳴嶼さんだよね
禰豆子
咲希って呼ばれてるけどあれはあなたちゃん…
カナヲ
あとは童磨……
禰豆子
……
禰豆子
ここで悩んでても仕方ないよ!聞きに行こ!
カナヲ
え!?ちょ!禰豆子ちゃん!
アオイ
ちょ!ばか!
ーーーーー
禰豆子
あの!
?
あ?なに?
禰豆子
あなたちゃんですか…?
?
(ピクッ)は?誰?
禰豆子
そちらの男性は悲鳴嶼さんですよね…
?
……
禰豆子
あと2人は上弦のお方ですよね…
?
誰それ
私ら名前あんだけど
?
俺は確かに悲鳴嶼だ
悲鳴嶼 暁歌
ただ君とは初対面だ
?
うっわぁ暁歌きっつぅw
仕方ねぇな私は……
色井 咲希だよ
?
私は梅あんたらこそ誰?
?
ちょ!俺!
梅
ごめ、忘れてたわ
暁歌
あぁ……可哀想に…
咲希
産まれてきたことが可哀想だ……
でしょ?w
暁歌
あぁ……
?
もう!勝手に言うから!
僕は……
咲希
童磨だお☆
梅
誰だよお前w
暁歌
先程から腹筋が割れるほど笑っているな…
咲希
いいじゃん!腹筋割ろ!
梅
ちょ、やめw
咲希
って違うよ
今お客さん目の前いるじゃんw
梅
そうじゃんw
童磨
もう咲希嫌い
咲希
童磨に嫌われてもなんだろ……嬉しい……
梅
いいなぁ〜
暁歌
羨ましい限りだ……
童磨
皆ひど!
禰豆子
あのぉ……
咲希
なに?
アオイ
はぁ……もう聞いてしまったものは仕方ない…あなたあなたでしょう?
咲希
は?だから私は咲希だって
梅
これ以上咲希に手を出そうものなら……
暁歌
我々が黙ってないぞ…
アオイ
ッ……!
カナヲ
も、もうダメだよ!いこ!
禰豆子
うん……
スタスタ……
咲希
……
梅
……
暁歌
……
童磨
……
梅
大丈夫…?“あなた”……
あなた
……うん
暁歌
無理する必要は無い…
あんな奴ら放っておいてしまえばいい
童磨
そうだよ!あなたちゃんが無理して笑う必要なんてない!
今まで通り心から笑って!
梅
童磨……
あなた
あんた意外といい事言うんだね…
梅
ビックリ
童磨
酷すぎない?
え?なに?いじめ?
暁歌
まぁ、今日はもう解散しよう
また明日学校で会おう
咲希
じゃあ!今日の奢りジャンケン決めよ〜ぜ!
ジャンケン……
童磨
✊
梅
✋
暁歌
✋
咲希
👍
……( '-' )
梅
咲ぁ希ぃ?
咲希
ん?なに?
暁歌
何故親指……
咲希
童磨奢りかなって思って
梅
なるほど
暁歌
よし、童磨あとは任せた
童磨
え?!俺の扱い酷すぎじゃね!?
結局払った……
童磨
はぁ…ココ最近ずっと俺払ってるような…
咲希
きのせいだよきのせい
梅
咲希……
咲希
ん?
梅
無理しないでね
咲希
?うん!
みんなバイバイ!またね!
暁歌
あぁ……また明日……
童磨
バイバーい!
梅
……
何でこんな風になっているか?
……少しだけ…過去を覗いてみようか……
……To be continued
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!