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第18話

壬生先輩の本気の恋
(なんでだろう。いつもの壬生先輩と、
なにかが違う気がする)
壬生 秋斗
壬生 秋斗
ほかの誰でもなく、
きみに頼られるのがうれしいみたい
(また、ゲーム感覚で私を落とすために、
そんなことを言ってるの?)
壬生 秋斗
壬生 秋斗
こんな俺、なんか変だよね
(それとも、本心……?)

肩をすくめて笑う壬生先輩に、戸惑う。
壬生 秋斗
壬生 秋斗
はい、ついたよ
あなた

あ、ありがとうございます

保健室に到着すると、
私はベッドに下ろされた。
壬生 秋斗
壬生 秋斗
じゃ、横になって
あなた

え? 
先輩、帰るところだったんじゃ……

当然とばかりに、ベッドサイドに腰かける
壬生先輩に、私は目を丸くする。
壬生 秋斗
壬生 秋斗
こんなきみを置いて、
帰れると思う?
あなた

でも受験生なのに、
これ以上迷惑をかけるわけには
いきません

壬生 秋斗
壬生 秋斗
迷惑だって思ってたら、
ここまできみを運んで来たりしないよ
壬生先輩はベッドに横になった私の頭を撫でた。
壬生 秋斗
壬生 秋斗
俺がきみに、
かまいたくてしてるんだよ
あなた

それって……私が光牙の彼女だから? 
前に言ってましたよね、
人のものほど欲しくなるって

壬生 秋斗
壬生 秋斗
今まではそうだったけど、
わからない。3日も経てば、
きみのことなんて飽きると思ってたし
深刻そうに思いをこぼした壬生先輩に、
私は痛むお腹をさすりながら呟く。
あなた

壬生先輩は……
本当の恋をしたことがないんですね

壬生 秋斗
壬生 秋斗
え?
あなた

私も最近知ったので、
偉そうなことは言えませんけど、でも……

私は壬生先輩をまっすぐに見つめた。
あなた

振り向いてもらえないからって、
飽きる程度の想いなら、
ただのゲームです

壬生 秋斗
壬生 秋斗
ゲーム……
あなた

はい。壬生先輩は恋をすることに、
恋をしていただけだと思います

壬生 秋斗
壬生 秋斗
……はは、確かに。
俺は恋をするって行為に、
はまってただけなのかも
あなた

でも、それだと……
ずっと心が満たされない気がします。
たったひとりに深くはまるのも
悪くないはずです

壬生 秋斗
壬生 秋斗
うーん、ひとりより大勢に
愛されるほうが幸せじゃない?
あなた

私はたくさんの愛情はいらないです。
光牙だけに想われたいし、
光牙だけを想いたいですから

大胆なこと言ってる自覚はある。

でも、壬生先輩の考え方は寂しすぎるから、
少しでも私が感じた幸せを伝えたい。

(私を助けてくれたお礼に……)
壬生 秋斗
壬生 秋斗
欲がないね
苦い顔をして笑う壬生先輩に、
私は大きく首を横に振る。
あなた

欲張りだから、ですよ。
私は他のなにもいらないけど、
光牙のことは欲しくてたまらないんです

壬生 秋斗
壬生 秋斗
……!
あなた

それが心で繋がるってことです。
簡単には離れない絆なんだと思います

壬生 秋斗
壬生 秋斗
なんでかな、きみの言葉って
説得力があるんだよね。
たったひとりに深くはまる、か……
壬生先輩の意味深な瞳が私を見つめる。
壬生 秋斗
壬生 秋斗
それ、きみじゃダメかな