ジンを抱きしめる中、
聞こえてくるのは
2人の息遣いと
心臓の音。
🚪ガララ。
廊下を歩いていても
2人並んで校舎を出ても
何も私たちは『話さなかった』。
バタン。
いつもの1番後ろの席に座り込む。
ドスッ と肩の上にのってくる
ジミンの腕。
まさかテテに告られ、
そこにグクが来て、壮絶だったなんて、
言えない。
左肩にはテテの腕が
右肩にはジミンの腕がのっかる。
こ、れは、
やばいパターンでは…??
ナムジュン も ホソク も
さっきまで一緒だったジンでさえ、
私を見る目が、
怖い。
耳元で囁かれたジミンとの約束。
待ってるからね、
とでも言っていそうな
笑顔で私を見つめてくる。
…行くしかないじゃんっ、、。
キキッ 。
車が止まり、
家に着く。
バタン、!!!!!
車を降りて、
すぐに家に入った。
このままじゃ、
誰に何を言われるかなんて、
分からないから。
分かってるよ、ヒョン。
あなたに告ったことも、
今日の夜にあなたと会って、どうせ
ヤるつもりでしょう?
そうはいかないね。
邪魔してやるよ。
俺はヒョンがだぁいすきだから。
しまった。
帰るなり、
気持ちを紛らわすために
3時間もずっと勉強していたら、
もう10時じゃない、、、。
…ジミン。
ジミンのところに行かなきゃ。
怒っているかもしれない。
早く行こう。
そう思って、
席を勢いよく立って、
ドアを開けた。
🚪ガチャ、!!!!!
ドアを開けると、
くぐもった声と、
ニヤリ と色っぽく笑うグクが、いた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
読んでくださりありがとうございます!
短くてすみません…🙇🏼♀️💧
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。