第12話

遅かった、間違えていた
7,294
2018/03/17 11:18
ジョンヨン
あなたってさ、テテのこと好きなの?
You
は…い??







教室で。



しかもみんないるようなところで。















なんで私の腕を掴みながら、


そんなことを言うの?










必死に抑えてた気持ちが、


溢れてしまったら、どうするの??











そんなこと、聞かないでよ…。



ジョンヨン
答えられない、か…
You
答えたく、ない。
答えを出したくないの…









本心だった。












答えを出したら壊れてしまいそうで、


溢れてしまいそうで。












きっと、止められなくなる。



You
…ジョンヨン。
ジョンヨン
…なに?
You
ちょっと、こっち、来れる?
ジョンヨン
っ、うん…






🚪ガララ、ピシャン。




教室を出て、屋上へ向かう。












ジョンヨンは何も言わずに、


私の後ろを付いてきてくれた。


















沈黙のまま、


屋上へついた。














🚪キィィ…、バタン。






You
うわっ、、





外は風が吹いていて、






冷たい風は私の頬を叩いた。












吹き飛ばさせそうな髪を抑えながら、



ジョンヨンの方を向く。














You
あのね、ジョンヨン…。
ジョンヨン
…うん、なに、?
You
私ね、あの、、







執事がいて、


私はお嬢様で、



その執事は


BTSで、、、。






テテもだからその執事の1人なの。






だから、恋愛感情は隠さないとダメなの。







私はArmyだし、他のArmyに悪いし、。












You
…っっ、、、







心の中で何を言うか、なんて分かっている







分かっている、





はず、なのに、、。
















ジョンヨン
無理して言わなくてもいいよ。
You
…えっ、?






屋上のフェンスに

身体をかけたジョンヨンは






私じゃなくて、


空を見て話し続けた。
















空は青くて、



いつの間にか風はやみ、




太陽が私たちを照らしていた。










ジョンヨン
私ね、テテが、好きなんだ。
You
…え、
ジョンヨン
中学校の頃からずっと。
You
そ、うなんだ…
ジョンヨン
うん…。
それで、あなたは分かっていないかもだから言うけど。







クルッと私の方を向いたジョンヨン。










目があった。





ジョンヨン
テテって、BTS、なんだよ、。
You
…っっ、、
ジョンヨン
隣のクラスのジミンも、特待生のグクも、
3年生のジニヒョンも、ユンギヒョンもホソクヒョンもナムジュニヒョンも。みんな、BTSなの。








知っている。


分かっている。










だけど、私が話を止める権利は、












今の私には、


















________ない。




ジョンヨン
他のみんなは知らない。
知ってるのは私、だけ。驚いたでしょ?
You
ジョンヨン、、あのね、私ね、







言うしかない。








権利なんかそんなの、ない。










You
みんなが、その7人がBTSって、私知ってたよ。
ジョンヨン
…え??
You
だって、私はその7人と暮らして、いるんだ、もの、、、
ジョンヨン
…ど、どういうこと??
You
言ってなかったんだけど、私はお嬢様、なの。、それで、その7人は、私の執事、なの…







言い終わって、やっと、息を吸った。












下を向いて、



顔を目をジョンヨンと合わせないように、した。























何も無い返事に、




戸惑い、上をやっと、向いた。



ジョンヨン
どうして、
You
???
ジョンヨン
どうして、もっと、早く言ってくれなかったの?
You
…言えなかった。
ジョンヨン
言えなかった??
私たち、『親友』じゃなかったの?
You
…うん、。親友だけど、。
ジョンヨン
もっと私が早くテテが好き、って言えば良かったんだろうけど。
You
…そ、んな。
ジョンヨン
しばらく、あなたのこと信じられないよ、。
You
ごめん、、、。
私、いつから間違ってた?
どこで間違えてた?私はどうすれば良かった??
ジョンヨン
もう入学から2ヶ月経ってる。
毎日一緒にいるじゃん。せめて、1ヶ月後には言って欲しかった、。












そうか、私は、



そんな前から間違えていたのか。

















どうすることも出来ない、





今と














戻ってこない時間。








ジョンヨン
ごめん、私戻るね。
You
まって、ジョンヨン、!!





🚪バタン。










遅かった。













私は、



唯一の親友を、






















今日、失った。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


読んでくださってありがとうございます!


作者はジョンヨンよりのおるぺんです🍑

他の方の作品で、
友達としてモモが多く出ていますが、私もモモとかにしようかな…って思ったんですよ!だけど、ジョンヨン大好きなので、ジョンヨンを親友役にしました🕊♡

だから、
こいつはジョンヨン嫌いだからジョンヨンを悪者キャラにしようとしているんだな!、

って思わないでくださいㅋ
ジョンヨン本当に大好きですからね!!!






次回もよろしくお願いします!
また、コメントなどお待ちしております🦔🍑

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