第35話

逃げて、戻されて、また逃げたい
4,971
2018/04/24 11:54






グクから逃げるためには



どこに行けば…


















無我夢中で走っていたら




You
!!!!!






グイッ と


誰かに腕を引っ張られ、











部屋の中に入った。





You
ちょ、引っ張るんだったら声掛けてよ!!!







パンパン と



パーカーを払いながら

話しかける。














テヒョン
ニヒヒッ 。だって、グクに見つかっちゃうかもじゃん??
You
まぁ、そうなんだけどね…
テヒョン
とりあえず座んな。ココアいる?
You
いる!
テヒョン
しーっ。
大声出したらバレるだろ、ばーか。
You
はーいㅋㅋ











テヒョンはそう言って、



ココアをいれてくれた。
















コトッ。


テーブルに置かれたココア。








湯気が私の心とは真逆に、


ゆっくりと出ている。






You
ん…ありがと…
テヒョン
いーえー。







ココアを飲めば、




また、心は戻った。











テヒョン
平気?落ち着いた??
You
うん…ありがとう…ぅっ…
テヒョン
やー、泣くなよー!ㅋㅋ
あーもうー。はい。
You
え?
テヒョン
来いってば!!ほら!!!







そう言って


腕を広げるてて。






You
フフッ、じゃあ、お言葉に甘えて…
テヒョン
よしよし。








ててに


優しく抱きしめられれば、











安心して、


暖かい雫が頬を伝う。






テヒョン
辛かったな。大変だったよな。
…気づかなくて、ごめんな。
You
いいのっ…ありがとっ…
テヒョン
このままで、いいからさ、聞いて
You
うんっ…













すぅっ と


空気を吸い込む音がすれば、












ハスキーボイスが


部屋中に響く。







テヒョン
グクのこと、俺、さっきジミンから聞いた。明日の昼になったら逃げるってことも。
テヒョン
グクがそんなことしてたのに驚いたのもあるけど、それより俺はっ…
You
わぶっっ、!!!







強くギュッと


ててに抱きしめられる。







テヒョン
気づいてやれなかった俺が、俺は憎いっ…、ごめんっ、本当に、ごめんっ…





ギュッと抱きしめる、


その強さから、












また安心して、


涙をこぼす。





You
ううんっ、いいのっ、、こうしてくれるだけでっ、私は、嬉しいっ…
テヒョン
ごめんなっ…、大好きっ…、、








え、今




大好きって…















ぱっと

目が合う。








テヒョン
あ、違っ、今のはっ、そのっ、/
テヒョン
いう時は、ちゃんと、いうからっ…だからっ、/
You
フフッ、分かった、ㅋ






テヒョンはすごい人だ。





何を考えているのか分からない、

四次元な姿を普段は見せるくせに、












こうやって、ちゃんと


私や他のみんなのことを考えてくれて、






優しくて、

周りを明るく癒してくれる。













それが、彼の魅力だと、


私はずっとそんなあなたが好きなんだと、











つくづく思う。





You
てて、私、今日…ここで寝ても、いい、かなっ…
テヒョン
…それは、だめ。
You
…え
テヒョン
俺と、グクは、同じ部屋なんだ。
だから、ダメなの。でも、
You
…でも?
テヒョン
代わりに2人で、他の部屋で寝よっか!!おいで!
You
うんっ!!!








2人で


部屋を離れ、











ゲストルームへ着いた。




テヒョン
ここなら誰も来ないもんね。
You
なら大丈夫…か!
テヒョン
うん、!ほら、入りな。
You
はーい、!







テテにエスコートされ、



部屋に入る。












すると、






ガチャン。


と静かに金属音が部屋に響く。











You
えっ




ドアが閉まっていて、



まさか、と思い










ドアノブを揺するが、



開かない。





You
な、何するの、テテ…
ねぇ、開けてよ、、
テヒョン
ごめん、ごめんっ…
ジョングク
ありがとねー。ヒョン ~ 。
あなた?俺から逃げようとした罰だからね?







また、



私は、グクのもとへ、











戻された。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


……To be continued

プリ小説オーディオドラマ