ジョンヨンはあれから、
教室に戻っても、
昼休みになっても、
私のところに来ることはなく、
私もジョンヨンのところには行かなかった。
キーンコーンカーンコーン。
1日の終わりを告げるチャイムが鳴った。
ガヤガヤと騒ぎ出す教室。
ジョンヨンは、
すぐに教室を出ていっていた。
テテは
私とジョンヨンにあったことを分かっていて
聞いてこないだけなのか、
それとも、本当に何も分からないのか、
私には分からなかった。
🚪ガララ、ピシャン。
無言のまま校舎に出て、
車に乗り込む。
動き出した車。
車内は、みんなの話し声で溢れてる、
私は
文庫本を取り出して、
本の、小説の世界に入った。
文庫本の一章を読み終える頃には、
もう、家に着いていた。
キキッ、。
車が止まる。
みんなは車からすぐに降りていく。
私も、
降りないと。
バタン。
車が閉じる。
ジミンの手に掴まりながら、
屋敷へと向かった。
_____もうみんな、お見通しなのかな。
ギュッ。
そう思っていたのを、
「もちろん。」
とでもいうかのように、
ジミンは私の手を強く握った。
後ろからジンが抱きついてくる。
この執事たちは、
魔法使いなのか…。
安心したら、涙がこぼれ落ちた、
キィィ…。
家に入って、
すぐに自分の部屋へと駆け込んだ。
🚪ガチャ、!
ボスッッ。
ベッドに制服のまま、入る。
自分のベッドなのに、
みんなの匂いが、した。
また安心して、
私は眠りについた。
_______パチッ。
あれから何時間経った?
窓を見るが、
さっきまでオレンジ色だった空は、
もう月が私を見下ろしている。
怒られちゃう…。
🚪バタン、!
部屋を出て、
みんなの待つ、大広間へと向かう。
ドンッッ!
テーブルを叩く音と、
怒鳴り声が聞こえた、
みんな、???
ドアの隙間からこっそり見る、と。
みんなは向かい合って座っていて、
何やら資料を見ながら話し合っているようだった。
…わたし?
私が巻き込まれる?
なんの話だろう。
たぶん私に何かを言うか、迷っているんだろう。
それくらいは分かった。
だけど分からないところがいくつかあって。
❶
私が壊れるようなことを言おうとしていること。
その壊れる言葉が分からない。
❷
グクと、テヒョンの気持ち???
なんで2人だけ??
その気持ちはなかったことになるって何?
分からないよ。
考えても何も答えは出てきそうになかった私は、
その場から離れて、
部屋に向かった。
🚪バタン。
気を紛らわすために、
机に向かって、参考書とノートを開く。
…集中なんて出来なかったけど。
🚪コンコン、
…ハッ。
ぼーっとしていた、。
私の隣の椅子に座ったユンギの顔は近くて。
ノートには、
みんなの名前が書いてあった。
それも私の字で…。
ユンギの顔が、
私の顔の下に入って、
見上げている。
目を逸らした、とき。
ドンッッ。
椅子から降ろされ、
ベッドに運ばれ、
ユンギはベッドに私を押し倒した。
舌が、
強引に私の口に入ってくる。
キス、は、
ユンギが1番上手で、
とろけそうになる。
言いたくは、ない。
迷惑、かけたくないから。
ネクタイを緩め、外したユンギは
そのネクタイで、
私の目を隠した。
暗い。
何も見えない。
そのとき、。
🚪キィィ、。
コツコツコツ…。
他の人の足音がした。
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読んでくださってありがとうございます!
結構ぐちゃぐちゃですが、ご了承ください🙇🏻♀️💧
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。