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あなたへ
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いきなりいなくなってごめん。
朝、いなかったらたぶん、あなたは起きられないんじゃないかな…ってグクが心配してたんだけど、その通りだった?ㅋㅋ
いっつもグクが起こしてるもんね。
でも、グクはあなたを起こした後に
僕らの前に現れると、いっつもこう言ってた。
「可愛いから朝から襲いたくなる」
って。
しかも1回か2回くらい本当にあなたを襲ったんでしょ?
朝からなんて信じられないㅋㅋ
はい、話を戻します。
なんで、僕ら全員がいなくなったか、というと。
出張で日本に行っている旦那様、つまりは社長のもとへ追いかけに行ったから。
なんで日本に行ったかって言うと、
僕らが7人で韓国で活動できるようにするため、です。
5人だけ日本に行って、
グクとテヒョンだけ韓国で、しかもあなたのもとにいる、
なんて許せるわけないじゃん。
でもこの話を出したのはテヒョンなんだよ。
俺らは7人じゃないと방탄소년단じゃないだろ?って。
泣いちゃったよ。
マンネが成長してて、頼もしくなって。
だから、社長にお願いに行ってる。
出発したのは、昨日、じゃなくて、
今日の夜中の3時。
あなたが寝てる頃に出発しました。
帰るのは今日の夜の11時…くらい、になるといいかな。
希望は11時だけど、もしかしたら12時とかになるかもしれない。
きっといい報告をするから、待っててね。
7人の執事より
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PS. きっとこの手紙を読み終わる頃には、たぶん8時15分くらいになっているだろうから、もう欠席って学校に伝えました。だから、休んでいいよ!!これはテヒョンとジミンがやってくれた!!!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!