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鞄を持ち、
車の中へジンにエスコートされながら入る。
《 in car 🚘》
しばらく車内で過ごす間に、
学園へと付いた。
今日から、高校生になる。
初めて公立に通うことにしたの。
お父様がたまにはいいって。
ずっと私立一筋だった私は、
公立というものが分かってないから、
不安が沢山あった。
ガチャ。
エスコートされて車から降りる。
ばいばい、と手を振り、
学園内へと入っていく。
「え、やばい、あの子誰??」
「お前知ってる?」
「いや、知らねーよ!」
「めっちゃ可愛くね?」
「ねぇ、あのこモデルかな?」
「可愛い…」
これは、友達が、出来る、チャンスなのでは!!
いつの間にかタメ語で話せていて、
私はもう、友達が出来た。
帰ったらテヒョンに報告しよっと。
お互いに色々とほかの紹介をしながら、
クラスへ向かう。
🚪ガララ。
「あ、きたきた」
「ねぇ!あなたちゃんだよね??」
「よかったら友達になりたいなぁって!」
「いい、かな、?」
「っおい、俺も!!」
「まてよ、俺も俺も!!!」
思いもよらないくらいの人と
友達になれた。
これで私の不安は、少しだけ、消えた。
🚪ガララ。
「あ、テテじゃん!おはよ!」
「はよー、テテ!!」
そのテテって人とパチッと目が合った。
やっぱり前言撤回します。
高校生活に執事がいるなんて、
不安なんか消えるどころか、
余計に増えてしまいました。
腕を引っ張られ、
付いたのは資料室。
ドンッ。
壁に身体を倒される。
テテの顔が耳元に近づく。
耳元で囁かれた息が熱い。
これから、私はどうしたら、いいの、。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!