第40話

俺のだから
4,808
2018/04/26 12:03




グク
…あなた、








ベッドに押し倒され、


しかも首元に顔を埋めているテヒョンの前に、















目が点になっているグク。






グクの気配にやっと気付いたらしきテヒョンは


顔を離し、ベッドから降りた。










テテ
お前もう仕事終わったの?
グク
まぁね、てかあなた何、さっきの。
ちゃんと部屋に閉じ込めんたじゃなかったの?おい、テヒョン。
テテ
は?俺、お前よりも年上なんだけど。
よくあんな暗い部屋に閉じ込めようとしたよな。
グク
あなたは俺のものなんだよ。
知らねぇだろ、あいつの胸のとこ俺の印でいっぱいだから。
テテ
は…?














ずかずかと、


まだベッドに倒れている私の身体にそっと











テテが触れた。



テテ
グクの跡…いっぱい…あるの?
You
…う、ん…









毎日毎日、


付けられた痛々しい数のキスマーク。














テテ
ごめ、見ても…
You
うん、いいよ…
テテ
ごめん、。











そっと、シャツのボタンが外れる。



すると、




テテ
っっ、!!!!!!







テテは

言葉を失った。







私の胸を見て、

何も言えなかった。











テテ
…すぐ、俺でいっぱいに、するね。
You
え…、んぁっ、、











テテは

グクが付けた跡の上に、






口を付けた。



















テテ
…はぁっ、、これで、いい…







舌を舐めると、


またグクの方を向いた。







テテ
おい、グク。
グク
なに、
テテ
あなたは、俺のだから
グク
はぁ?何言って…
テテ
嘘じゃない。付き合ってる。
グク
嘘だよな、やめろよ、冗談…
おい、あなた、お前こいつのこと好きか??
You
…うん。














きっと、今の私は


震えてる。





グク
嘘って…嘘って言ってくれよ…
テテ
嘘じゃない。
お前は俺に負けたんだよ。
グク
…そんな…













グクの様子が、おかしい。






思わずベッドから降りて、

グクのもとへ、駆け寄る。












テテ
だめ。
You
っ、なんでっ、
テテ
これは男同士の方がいい。
それに、近づくな。
You
…は、い。
グク
もう、もう、俺のことなんて、放っておいてくれ…










🚪バタン。



グクは静かに部屋から出ていった。











テテ
…あなた、また何かグクに言われたらすぐに俺に言えよ。
You
分かってるっ…
テテ
ん、いい子。





よしよし、と頭を撫でられる。



その大きな手で撫でられると、

心が休んだ。













テテ
じゃあ、俺、自主練してくるね、
You
ダンス??
テテ
そー。ジミンとやろうって言ってて…
You
そっか、頑張ってね、!
テテ
うん、行ってくる、チュッ
You
っ…、/










じゃあね!と、

元気な声を部屋に残して、






テテは部屋から出ていった。


















You
久しぶりに勉強しなくちゃ、




カタンと席につく。



集中できなくて、

ついつい窓の外を見ちゃうんだけど。























もう夕方…。



雲がかかっていて、暗い。













雨でも振りそうだな、なんて思っていたら。


You
!!!







反対側の塔の窓から身を乗り出している


グクが、いた。













何してるの。


グクは何をしようとしてる?













気がつけば、


私は部屋を飛び出していた。




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……To be continued

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