第22話

22話💗(最終回)

668

2021/04/02 05:35



_放課後_


_あなたside_


確か副教室だったよね…


論は一体何のために私を呼んだんだろう？


(ｶﾞﾗｯ)


ドアを開けた先には、既に論が待っていた。

青凪論(ころん)

あ…！あなた//

あなた

ごめん…待たせちゃったかな？

青凪論(ころん)

ううん！全然大丈夫だよ//

あなた

それで、用件は？

青凪論(ころん)

…！！///あのね！！



すると論が急に慌てだし、
ずりずりと後ろに下がった。


(ｺﾞﾝｯ)

青凪論(ころん)

痛っ…！

あなた

ふふっw



論が下がりすぎて後ろにあった棚にぶつかった。


落ち着きがなくて可愛い奴だなw
と思っていると、


論が自分の胸を叩き口を開いた。

青凪論(ころん)

……じゃあ…言うね。
僕……あなたが好き。"前の世界"でも、
"今の世界"でもずっと…

あなた

前の世界ってことは、
以前の記憶があるってこと…？

青凪論(ころん)

うん。前の告白では自分の事ばかり押しつけてて、ちゃんとしたあなたの返事が聞けなかったからさ、
今度はあなたの返事…聞かせてほしい//

あなた

えーっと…
直ぐには返事できないからさ…
いつか返事を聞かせるから、
それまで待っててほしい。

青凪論(ころん)

…！！分かった！！ じゃあいつか…
返事聞かせてね//(ﾆｺｯ)

あなた

！！//



その笑顔は反則だろ…//


私の大好きだった頃の論に戻ってる…


それにしても今回は返事を聞いてくれて良かった…


論、変わってくれたんだね。



(ｶﾞﾗｯ)


すると、ドアの開く音がした。


え？誰なの…！？

桃瀬三里(さとみ)

たまたま通りかかったら"告白現場"
見つけちゃったわw 
恋って良いもんだね～

青凪論(ころん)

は！？//
盗み聞きとかあり得ないんだけど//



え！！ 三里先輩に聞かれてたの…！？


恥ずかしい…//

桃瀬三里(さとみ)

でもその恋ってのは譲れないんだわ

あなた

え？



すると、三里先輩は私の肩に手を置いた。

桃瀬三里(さとみ)

俺もあなたの事が好きだ。
だから…俺にしないか？



え……！！！///


何この夢みたいな光景///


私が三里先輩に求めていたモノが今…
実現するなんて！！！



ということは、三里先輩は以前の記憶がないんだ。



"第2の人生"の三里先輩…最高じゃん！！！

青凪論(ころん)

あなた！！
あなたは僕を選んでくれるよね？

桃瀬三里(さとみ)

何言ってんだよ論w あなたは俺だろ？



私取り合いされてる！？


2人から愛されるなんて…


私…幸せ者だよ。


"平和な愛"…やっと見つけることができた。










究極の選択……


あなただったらどちらを選びますか？

_________________________

馬鹿な主です☆

ついにこの小説完結いたしました！！
おめでとう～←(自分で言う悲しい奴)

馬鹿な主です☆

新作作ろうか本当に悩んでます。
アイディアもまだ浮かんでなくて…
でも作るんだとしたらまた💙くん
"メイン"になるかな…？

馬鹿な主です☆

あと少し前にやったアンケートの結果ですが、この小説をフォロワー限定にしないでほしい方が沢山いらっしゃったので、この小説は全体公開で残しておくことにします。

馬鹿な主です☆

なのでこれからも暇なときにでも見てくださると嬉しいです。
ではこれで失礼します。
バイバ～イ

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編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。