第6話

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2022/09/22 07:22







飛行術を練習する生徒たちの間を通り続け







レオナの目の前まで到達





レオナ
…何の用だ?
あなた・キルヴェ
言われなくてもわかっている癖に
レオナ
嗚呼、わかっているとも
レオナ
どうせ生徒指導でもしに来たんだろ?
レオナ
だが、残念だったな。お前みたいなやつが来ても俺は自分のしたいようにする
あなた・キルヴェ
それでは僕もしたいようにします
あなた・キルヴェ
これならお互い平等で良いですよね
レオナ
…(何する気だ…?)




授業態度はマイナス10

と表記した




これは大きいのか小さいのか聞かれたら

10は最高だからこれを引かれたらまずいことになると考えていい


あなた・キルヴェ
どうです
レオナ
…テメェ…
あなた・キルヴェ
もしかして飛行術が不得意だから授業を受けないっていうことでしょうか
あなた・キルヴェ
そういうことなら僕が…
レオナ
お前がいなくても飛行術くらいできる
あなた・キルヴェ
そうでしたか、失礼しました
あなた・キルヴェ
今日からしっかり授業に参加するようになれば先程のこの点数を入れられることは無いです
レオナ
…チッ……同い歳の癖してダルい奴だな
あなた・キルヴェ
あなた・キルヴェ
僕もこの仕事はクソ ・   ・ ダルいと言っても過言じゃないですね
レオナ
レオナ
…なんだ、お前もそういう言葉使うんじゃねーか
あなた・キルヴェ
同い歳のあなただから言いますけど、僕も君たちと同じような生き物なのでそう思うことも少なくないです
あなた・キルヴェ
それでは頑張ってください






















レオナ
…はっ…意外と腹黒じゃねぇか、笑える。

















そして授業終了









あなた・キルヴェ
バルガス先生、これどうぞ
バルガス
おぉ、これは凄いな
バルガス
…ふむ



授業態度の表紙を興味深く読んでいる様子




バルガス
きっと大丈夫だろう、もう今日は休みでいいと思うぞ
あなた・キルヴェ
はい、しかしまだやることはあるので休む訳にはいかないです
バルガス
仕事も大事だが休みも大事だぞ?
あなた・キルヴェ
わかっていますとも






スッ…





ルーク
ロア・ドゥ・ビューティー                美しい君      
あなた・キルヴェ
…(お、おう…?)





急に現れたかと思えばプロポーズ体制




ルーク
今夜、何か約束か何かあるかな
あなた・キルヴェ
…特に無いです
ルーク
それは良かった!!
ルーク
是非うちのポムフィオーレ寮に来て欲しいと思ってね
ルーク
ヴィルはきっとあなたを歓迎するよ…!!
あなた・キルヴェ
…(ここまで言われると断りにくいな)
あなた・キルヴェ
……時間は?













ということがあり










たった今ポムフィオーレ寮の前にいます








約束の時間までに寮前で会おうと言う話になった








僕の外見と寮の外観…筋が合わなさすぎる









あなた・キルヴェ
…(もう少し服にこだわるべきだったかな)






すると…









「あなたですね、ルークが言っていた人は」


あなた・キルヴェ
ぁ、こんにちは






自分から見る相手はキラキラしすぎて視線を合わせずらい




ヴィル
アタシはヴィル・シェーンハイト、ポムフィオーレ寮、寮長よ
あなた・キルヴェ
僕はあなた・キルヴェ、年齢幅はそれほど広くは無いので喋り方、呼び方は任せます
ヴィル
…ならお言葉に甘えて。






そう言ってあなたをジッと見つめるヴィル






ヴィル
…ルークの言っていた通りね。文句なしの姿よ
あなた・キルヴェ
ありがとうございます。(何のこと…?)





無自覚イケメンってやつです皆様)))







ヴィル
歩きながら話しましょう





遂にポムフィオーレ寮へ…









まさか初めて入る寮が美に厳しいポムフィオーレ寮だとは思わなかったな









ヴィル
あなたって目が悪いの?
あなた・キルヴェ
目?…あぁ…この眼鏡のことですね
あなた・キルヴェ
別に悪くは無いですよ。普通です
あなた・キルヴェ
ファッションでかけることもあれば仕事でかけることもあるんです
ヴィル
そうなのね、更にあなたのセンスに揺さぶられるわ
ヴィル
ちなみにこれから食事なの、もちろんあなたも一緒よ
ヴィル
せっかくだしゆっくり話を聞かせてちょうだい
あなた・キルヴェ
はい、食事までありがとうございます
(まさか美容系…?僕そこまで詳しくないぞ…)













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