次の日、学校に行くといつもより騒々しかった。
教室に入り1番前の席の雅に声をかける。
そう言われ雅が指さしてる方を向くとそこにはレペゼンが居た。
しかも私の席を囲うようにして座っていた。
キーンコーンカーンコーン 授業が始まってしまった。
仕方なく自分の席に着いた。
なるべく関わらないようにと思って黒板とノート交互に見てたがなぜかずっと視線を感じていた。
横を見ると銀太がこっちを見ていた。
だけど気にせず授業に集中すると今度はふぉいに声をかけられた。
屋上は彼らのたまり場で行く人は1人もいなかった
思わず返事をしてしまったが嫌な予感しかしなかった。
キーンコーンカーンコーン
先生のその言葉を最後にレペゼンのみんなは教室を出ていった。
それから授業も耳に入らず昼放課まで気が気で仕方なかった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。