第18話

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2019/10/13 05:47



突然亡くなったはずの彼にあった。


私はびっくりした。


そして彼にこう言われた。


「 また遊ぼう。
どこに行っても大切な人だから。
俺の中ではあなたはいるし、
また逢えると信じてる。
ほら、学校遅れるよ。早く行かないと。
今日は卒業式でしょ?ほら早く。」

と言って消えた。


私は目を覚ました。

目からなにか落ちた。

水だった。

少し塩っぽい水。

そう、私は泣いていた。

夢だった……


急に重々しくなった。


彼の死が本当だって

やっと理解できた気がしてしまった。


本当は理解もしたくなかった。

分かりたくもなかった。


でも彼に一つ言いたい。


「 ありがとう。」って。



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