あなた「ねえ、明日夏祭りだって」
国見『人混み嫌だ、行きたくない』
あなた「お願い!一緒に行こ…?」
国見『あなたがどうしてもって言うなら…』
あなた「ありがと!英大好きっ!
じゃあ明日楽しみにしてる、またねー」
国見『おう』
次の日
あなた「お待たせ、浴衣着てみたんだ〜
変じゃないかな…?」
国見『かっ、可愛い…と思う…///』
あなた「…ありがとう///」
国見『はぐれないように、ほら…手繋ぐぞ…』
あなた「うん…!///」
国見side
手繋いだのはいいけど
めっちゃ緊張する
国見『どこの店行く?』
あなた「うーん、じゃあアレやろ!射的!」
国見『あなたできんの?』
あなた「したことない!楽しそうだからやろー?」
国見『まぁいいけど…』
あなた「よーし、頑張るぞー」
パシッ…パシッ……パシッ
あなた「難しいねぇ、当たったけど倒れなかったよ〜」
国見『俺もやる、見てて』
パシッ…パシッ…パタンッ!
国見『ほら、取れた。あげる』
あなた「すごい…!ありがとう!!
英格好良い…///」
国見『それほどでも…///』
あなた「次ね、りんご飴食べたい」
国見『じゃあ探しに行こ』
あなた「うん、行こ!」
そうして歩いていると
見たことある人達が…
及川『あれあれ〜?国見ちゃんじゃん!
及川さんの誘いは断ったのに女の子とお出かけ〜?』
国見『ゲッ』
岩泉『おい、声に出てるぞ』
花巻・松川『及川嫌われてんじゃんw』
国見『それじゃ失礼します』
あなた「え、いいの?先輩無視しちゃって…?」
国見『どうせ及川さんだし…』
及川『酷いよ国見ちゃ〜ん!』
岩泉『ほっといてやれよ!デートだろ』
及川『それもそっか!じゃあねーん!』
岩泉・花巻・松川『じゃーな』
国見『ペコリ』
あなた「じゃ、じゃあ失礼しますっ」
国見『あ、りんご飴の店あった』
あなた「ほんとだ、並ぼ〜
そういえば、さっき先輩にあんな態度でよかったの?」
国見『先輩にあなたの姿見られたくなかった…』
あなた「自慢出来る程可愛くないもんねー(ムゥ」
国見『バカっ!逆だよ、あなたが可愛いから及川さん達に狙われても困るからだよ…///』
あなた「普段そんな事言ってくれないから嬉しい、夢じゃないよね?←」
国見『あなたに言った俺がバカだった、もう2度と言わない』
あなた「ごめんってー!塩キャラメルあげるから許して?」
国見『それなら許してやらんこともない』
あなた「めっちゃエラそうに言うじゃん…笑」
国見『疲れた…休憩しよ』
あなた「そうだね、なんだかんだで結構時間経ってるもんね」
ベンチがあったのでそこに腰掛ける
国見『あー疲れた』
あなた「はい、飲み物!」
国見『ありがと、あ…花火だ』
あなた「綺麗だね」
国見『そうだな』
あっという間に花火が終わる
あなた「あーあ、花火終わっちゃった…」
国見『もうそろそろ帰らないとな』
あなた「あっという間だね、早過ぎるよ
まだ帰りたくないなぁ」
国見『もう遅いから帰るよ』
あなた「やだ、もっといたい…」
国見『じゃあ来年も再来年もそのまた次の年も…ずっとずっと一緒に行こう』
あなた「…ちょっとしたプロポーズみたいw」
国見『…なんか恥ずいな///』
あなた「嬉しい、毎年一緒に祭り来ようね!」
国見『おう』
楽しい時間はあっという間で
帰るのは少し寂しかったけど
普段の英からは聞けない言葉を
たくさん聞けて嬉しかった…///
国見『ほら、家着いたぞ』
あなた「ちょっとだけ充電…(ギュッ」
国見『…⁉︎⁉︎///』
え、やばいやばい///
普段こんな甘えてこないのに
破壊力やばっ…///
国見『そんなことされたら帰したくなくなる…』
あなた「えっ…?」
チュッ
国見『可愛過ぎて我慢できなかった…///』
あなた「はぅ…っ!///」
ずるいよそんなの…もっと好きになっちゃう
国見『暫くは部活が忙しくて会えなくなるけど
ちゃんと連絡するから…』
あなた「私も邪魔にならない程度に連絡するね!」
国見『あなたはそんなの気にしなくていいから』
あなた「わかった…!今日は楽しかった、ありがと!おやすみ」
国見『じゃあ、またな。おやすみ』
おしまい
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。