今日は練習試合
私は梟谷のマネージャーをしている
木兎『ヘイヘイヘーイ!!』
今日はスパイクの調子が良く
ハイテンションな木兎さん
他の人はそのテンションについていけないみたいだけど
私は木兎さんらしくて好き
ショボくれモードも可愛いけどそれは内緒
本人に言うといじけちゃうからね。笑
あなた「ナイスキー!」
木兎『お!!ありがとうな!!あなた』
赤葦『調子の乗りすぎは禁物ですよ』
木兎『わかーってるって!もっと俺にトスこーい!!』
またサーブが決まった
あなた「ナイスキー!」
木兎『やっぱり俺最強ーッヘイヘイヘーイ!』
赤葦『今日はとても調子が良いみたいですね、いつもこれくらいならとても嬉しいのですが…』
木兎『おう!任せとけー!』
今日はブロックも調子良いみたいでドシャットしてる…!
そう思っていたのも束の間
どんどんミスが増えてきた
そして木兎さんがついにショボくれモードに入ってしまった(;´д`)
木兎『あかーし、今日はもう俺にあげんなっ…!』
赤葦『わかりました、暫くはあげません』
そう言うと他の人にばかりトスを上げるようになった赤葦くん
他の人がトスを決めると木兎さんがそわそわし始めた…笑
そろそろなのかな?と思っていたら赤葦くんが
赤葦『木兎さん、いきますよ。ちゃんと打ってくださいね』
と木兎さんにトスをあげた…!
バシッとスパイクが決まり梟谷は勝った!
木兎『ヘイヘイヘーイ!』
私はチームに引っ張られている木兎さんも
スパイクをバシッと決める木兎さんも
信念を貫き通す精神を持っていて
梟谷には必要不可欠な木兎さんが好き
あなた「お疲れ様ですっ!木兎さん今日もとても格好良かったです!」
木兎『ありがとうな!やっぱ俺最強ーッ!』
今はまだ内緒のこの気持ち
いつかは"あなたの事が好きです"と伝えられたらいいな
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。