あなた「蛍くん、勉強教えて下さいっ」
月島『普通に授業聞いてたらわかるよね、ヤダよ』
あなた「お願い!そこをなんとか…!!」
月島『じゃあ今度ケーキ奢ってね』
あなた「よろこんで!!」
月島『言っとくけど、僕が教えるんだから80点以下は許さないからね』
あなた「えっ…それは無理←」
月島『舐めてんの?あなたヤル気あるの?』
あなた「もちろんあるんだよ?!でも前赤点だったからさ…ほら、せめて50点にしよ??」
月島『授業中寝るの禁止ね、もし寝たら教えないから』
あなた「うぅ…ガンバリマス」
月島『じゃあ教えるからどこがわかんないか言って』
あなた「どこがわかんないかがワカリマセン…」
月島『ハァ?あなた本当にバカなの?変人コンビくらいバカなんじゃない?』
あなた「そこまで言わなくても…(ションボリ
で、でも他の教科は赤点とった事ないんだよ?
どうしても英語だけはできないのっ(>_<)」
月島『ハァ…まぁいいや、テストの範囲だけ教える』
なんだかんだいいつつも優しく教えてくれた蛍くん
無事にテストが終わり
今日テストが返ってくる日だ
先生「山田あなた〜、よく頑張ったな!」
あなた「はいっ!」
うぉ、68点じゃん!!マジで蛍くん神様だわ
授業終わったら報告しよ!!
あなた「蛍くん!!テスト赤点回避できたよ!」
月島『よかったじゃん、何点だったの?』
あなた「68点(о´∀`о)」
月島『よかったね、約束守ってよ』
あなた「約束…?あ!もちろん!」
月島『忘れたデショ、今週の土曜日ね』
あなた「了解でーす、んじゃねー!」
あれ、これってまさかデート…?
やばい緊張してきた////
どうしよ、眠れない…
そして土曜日の朝
あなた「うわっ、やば!寝坊した!」
急いで支度して家を出る
あなた「遅れてごめん!寝坊しました…」
月島『遅い…ケーキ2個で許してあげる』
あなた「よし!じゃあ行こう!」
月島『ハァ…』
あなたさん可愛いな
あなた「もしかして怒ってる…?」
月島『別に。お店着いたよ』
店員「いらっしゃいませー!お2人様ご案内しまーす」
あなた『どうしよ、いっぱいあるから悩むね!』
月島『僕ショートケーキ』
あなたさんの悩んでる姿も可愛い…
あなた「うーん…あ、ごめんね!早く決めるね
ガトーショコラとフルーツタルト!」
店員さんを呼ぶと蛍くんが頼んでくれた
頼んだものが来るまで何話そうかなぁと思っていたら
モブ「ねぇねぇ、あそこの人ちょー格好良くない?隣にいるの彼女かな?」
モブ「いいなー、羨ましい!私も彼氏欲しい笑」
なんて会話が聞こえてきた
あなた「ねぇ、蛍くん。私達勘違いされてるね(汗」
月島『勘違いしてもいいよ』
あなた「えっ?それってどういう意味…?」
月島『普通女の子と2人でこんな店来ないよね、後は意味わかるでしょ』
あなた「うぅ…///」
月島『だから、僕と付き合ってくれるよね?』
あなた『はい、お願いします///』
店員「おまたせしました〜」
あなた「あ、ケーキきたね。食べよっか!」
月島『ん…美味しい。一口食べる?』
あなた「うん!食べたい!」
月島『はい、あーん』
あなた「…///パクッ…美味しい///」
月島『何照れてんの』
そういう蛍くんの顔も真っ赤
あなた「蛍くんも私のあげる!あーん」
月島『パクッ…美味しいね』
食べ終わってたくさんお喋りした
あなた「美味しかったねー、それじゃ会計してくるね」
月島『僕が払うからいいよ』
あなた「いやいやいや!テストの勉強教えてもらったお礼だし私が払うよ!」
月島『テスト頑張ったご褒美』
あなた「うぅ…ごちそうさまデス」
月島『ふっ…可愛いね、じゃあ行こっか』
帰りは2人仲良く手を繋いで帰りましたとさ
おしまい
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。