第8話

月島
1,195
2020/07/12 06:07


あなた「蛍くん、勉強教えて下さいっ」


月島『普通に授業聞いてたらわかるよね、ヤダよ』


あなた「お願い!そこをなんとか…!!」


月島『じゃあ今度ケーキ奢ってね』


あなた「よろこんで!!」


月島『言っとくけど、僕が教えるんだから80点以下は許さないからね』


あなた「えっ…それは無理←」


月島『舐めてんの?あなたヤル気あるの?』


あなた「もちろんあるんだよ?!でも前赤点だったからさ…ほら、せめて50点にしよ??」


月島『授業中寝るの禁止ね、もし寝たら教えないから』


あなた「うぅ…ガンバリマス」


月島『じゃあ教えるからどこがわかんないか言って』


あなた「どこがわかんないかがワカリマセン…」


月島『ハァ?あなた本当にバカなの?変人コンビくらいバカなんじゃない?』


あなた「そこまで言わなくても…(ションボリ


で、でも他の教科は赤点とった事ないんだよ?


どうしても英語だけはできないのっ(>_<)」


月島『ハァ…まぁいいや、テストの範囲だけ教える』


なんだかんだいいつつも優しく教えてくれた蛍くん


無事にテストが終わり


今日テストが返ってくる日だ


先生「山田あなた〜、よく頑張ったな!」


あなた「はいっ!」


うぉ、68点じゃん!!マジで蛍くん神様だわ


授業終わったら報告しよ!!


あなた「蛍くん!!テスト赤点回避できたよ!」


月島『よかったじゃん、何点だったの?』


あなた「68点(о´∀`о)」


月島『よかったね、約束守ってよ』


あなた「約束…?あ!もちろん!」


月島『忘れたデショ、今週の土曜日ね』


あなた「了解でーす、んじゃねー!」


あれ、これってまさかデート…?


やばい緊張してきた////


どうしよ、眠れない…


そして土曜日の朝


あなた「うわっ、やば!寝坊した!」


急いで支度して家を出る


あなた「遅れてごめん!寝坊しました…」


月島『遅い…ケーキ2個で許してあげる』


あなた「よし!じゃあ行こう!」


月島『ハァ…』


あなたさん可愛いな


あなた「もしかして怒ってる…?」


月島『別に。お店着いたよ』


店員「いらっしゃいませー!お2人様ご案内しまーす」


あなた『どうしよ、いっぱいあるから悩むね!』


月島『僕ショートケーキ』


あなたさんの悩んでる姿も可愛い…


あなた「うーん…あ、ごめんね!早く決めるね


ガトーショコラとフルーツタルト!」


店員さんを呼ぶと蛍くんが頼んでくれた


頼んだものが来るまで何話そうかなぁと思っていたら


モブ「ねぇねぇ、あそこの人ちょー格好良くない?隣にいるの彼女かな?」


モブ「いいなー、羨ましい!私も彼氏欲しい笑」


なんて会話が聞こえてきた


あなた「ねぇ、蛍くん。私達勘違いされてるね(汗」


月島『勘違いしてもいいよ』


あなた「えっ?それってどういう意味…?」


月島『普通女の子と2人でこんな店来ないよね、後は意味わかるでしょ』


あなた「うぅ…///」


月島『だから、僕と付き合ってくれるよね?』


あなた『はい、お願いします///』


店員「おまたせしました〜」


あなた「あ、ケーキきたね。食べよっか!」


月島『ん…美味しい。一口食べる?』


あなた「うん!食べたい!」


月島『はい、あーん』


あなた「…///パクッ…美味しい///」


月島『何照れてんの』


そういう蛍くんの顔も真っ赤


あなた「蛍くんも私のあげる!あーん」


月島『パクッ…美味しいね』


食べ終わってたくさんお喋りした


あなた「美味しかったねー、それじゃ会計してくるね」


月島『僕が払うからいいよ』


あなた「いやいやいや!テストの勉強教えてもらったお礼だし私が払うよ!」


月島『テスト頑張ったご褒美』


あなた「うぅ…ごちそうさまデス」


月島『ふっ…可愛いね、じゃあ行こっか』


帰りは2人仲良く手を繋いで帰りましたとさ


おしまい

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