暫くするとドアの開く音が聞こえた
宮治『あなた大丈夫かぁ?』
あなた「今は薬も効いてきたからマシかな」
宮治『そうか、なら良かったわ』
あなた「その袋どうしたん?」
宮治『あなた動くのしんどいやろうと思って食材買ってきた、俺が飯作ったるで』
あなた「ほんまに?ありがとう」
宮治『任せときぃ!』
暫くすると良い匂いがしてきた
宮治『あなたご飯できたで、起きれるか?』
あなた「うん、起きれる。ありがとう」
宮治『自信作やで』
あなた「うわ、凄い!これ全部作ったん?」
宮治『せやで』
食卓にはレバニラ炒めと卵焼きと
あさりのみそ汁が並べられていた
あなた「美味しそう、いただきます」
宮治『どうぞ、召し上がれ』
あなた「パクッ…モグモグ……美味しいっ‼︎」
宮治『口に合ったようでよかったわ』
あなた「店出せそうなくらい美味しい‼︎」
宮治『ほんま?嬉しいわぁ』
あなた「おかわりある…?」
宮治『あるで、いっぱい食べてや』
あなた「やったぁ!」
宮治『美味しそうに食べてくれて嬉しいわ』
モグモグモグモグ…
あなた「お腹いっぱい、ごちそうさまでした!」
宮治『片付けも俺やるから寝とき』
あなた「ええの?ありがとう!」
ベットで横になると眠くなってきた…
宮治『片付け終わったでー』
あなた「スゥー…スゥー」
宮治『なんやあなた寝てもうたんか
俺も一緒に寝よかな』
気がつくと2人で寝ていた
あなた「あれ、私寝ちゃってた…
隣で治も寝てる
治の寝顔も格好良いな…」
宮治『誰が格好良いって?聞こえとるで』
あなた「え、いつの間に起きてたん?」
宮治『今さっき』
あなた「恥ずかし…///
あ、ねぇ治、今日はありがとうね」
宮治『どう致しまして
たまにはこういうデートもええな』
あなた「そうだね」
宮治『あなた大好きやで』
あなた「私も大好き///」
治の優しさが身に染みて
わかった日になりましたとさ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。