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2020/08/06

第25話

u I 7。
お土産屋でこっそり買ったあなたへの

プレゼントはけっこー喜んでもらえた。

かと思えば帰りのバスで俺は爆睡。

隣にあなたがいたのに……大丈夫だったかなぁ、俺。

修旅の終わりは良くも悪くも呆気ないものだった。


そして帰って来た次の週。

なんとあなたがバスケ部に入った。
(なまえ)
あなた
…今日からマネージャーを
務めることになりました、
紫薔薇あなたです!
あなたに署名を頼まれた時は

思わず疑ってしまった。

聞けば坂田が前々から勧誘してたらしい。

……俺と同じ部活を選んでくれたのかもって

嬉しかったのに。


何はともあれあなたといる時間が増えた。

これをキッカケに仲良くなるぞ‼︎

…っと、思っていたのに__________________


全然話せてなーーーーーーーーい!!!
うらたぬき
うらたぬき
あの、紫薔薇さんちょっといい……
(なまえ)
あなた
ごめん!うらた君‼︎
2年生の面倒見ないと!
うらたぬき
うらたぬき
お、おお……いってらっしゃい…。
金髪のポニーテールを揺らして頑張る

あなたの邪魔なんて出来ない。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
あなたセンパーーーイ‼︎
……まただ。

最近あなたと坂田はよく…いや、ずっと一緒にいる。

部活であなたは基本的に2年付きだし、

何でも体育祭の委員も一緒なんだと。

しょーがないと言えばそうなんだけど。

油断してた。

修旅で距離が近付いて、部活が一緒なら

何か進展出来るもんだとちょーし乗ってた。


いつ、どこで見かけても仲の良さそうな2人。

純粋無垢にあなたと話してるように

見える坂田は確実に"男"の目だった。

俺の知る坂田じゃないんだと、

あいつは本気なんだと感じた。


でも俺だって負けてない。

出来ることをやらずして何を言うか。
(なまえ)
あなた
……うらた君、ドリンク。
置いておくね。
あなたから話しかけて来た!

何とか会話を広げなきゃ、広げなきゃ、広げなきゃ…
うらたぬき
うらたぬき
お、さんきゅーな!
(なまえ)
あなた
うん。………練習もいーけど休みなね?
結局口から出たのはつまらんもの。

それに対して心配の言葉を掛けてくれるあなた。

あーあ、ダメだ俺は……。



???「……あんたねえ‼︎何様なのよ!!!」

???「急に自分だけ周りにいー顔し始めて…!」

???「調子乗んのもいい加減にしろって‼︎」

ある昼休み。

たまたま通った中庭にて、

ヒステリックな女子の声が聞こえて来た。
(なまえ)
あなた
……………それだけ?
丁度声の方から死角になる物陰に隠れ、様子を伺う。

眉を釣り上げ怒りに拳を震わせる

ギャル3人の前に堂々と立つあなた。

どうやら揉めてるみたいだ。
(なまえ)
あなた
…話が終わったなら帰ってい?
私もう、暇じゃないんだわ。
全く動じないあなたに対し

瞳の中の炎を燃え盛らせるギャルさん達。

遂に怒りが限界まで来たのか


パシンッ


乾いた音が響く。

あなたが…!

思わず飛び出しかけるのを思い留まる。
(なまえ)
あなた
……った。何すんの?
あなたは赤くなった頬を押さえもせず

変化のないトーンの声で話す。

叩いた本人は動じないあなたに怯えているようだ。

ギャル「……今日はこれくらいにしといてやる。」

ギャル「そーだね……ぜってえ許さんから。」

捨て台詞を吐くとギャルさん達は立ち去った。

一瞬あなたに声を掛けようかと思った。

でもここは言わないのが正解かもと

黙って記憶に留めるまでにした。