無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第4話

第四話 信じてもいいですか?
てる
てる
会場の入り口で待ってるよ~
あめ
あめ
は、はい
イベント当日、初めての空間に私は戸惑いを隠せなかった。
ぽちぽちとチャットを打ち込んでいたスマホから顔を上げる。
少しうつむきながら、てるさんの言う通り入り口を目指してふらふらと歩く。
てる
てる
えっと黒のカーディガン着てるよ。あとね、おれ金髪だよ
てるさんはそう言うけど、人が多くてよくわからない。
てる
てる
あめちゃんは? どういうかっこしてるの?
ちらりと自分の服装をチェックして答えた。
あめ
あめ
ツインテールに丸眼鏡、グレーのセーターにスカートです!
てる
てる
おっけ、おれからも探してみる
今日の服装はきっと大丈夫な……はず!
きっとダサくない。ネットの記事ちょっとだけ見たもん。
お化粧だってほんのりしてきたし。
大丈夫、大丈夫。
そう自分に言い聞かせて、てるさんを探すことに意識を集中させた。
でも、いない。もうおんなじとこ何周もしたけどちっとも見つからない。
だって人が多すぎるだもん。
あめ
あめ
はぁ
あまりの見つからなさに、思わずため息が漏れる。
仕方なくもう一回連絡を取ろうとした時。
??
??
ねぇ
とんとんと肩を軽くたたかれた。
??
??
もしかして、あめちゃんですか
聞き覚えのある優しい声。
恐る恐る振り返ると、そこにはゆったりした雰囲気の男性がいた。
あめ
あめ
てる、さん?
てる
てる
そうだよ、やっと会えたね
ふんわりと笑いかけてくれるその人は、私の中のイメージにぴったりだった。
てる
てる
改めまして、初めまして。あめちゃん。てるって言います
あめ
あめ
は、初めまして?
てる
てる
現実では初めましてでしょ?
あめ
あめ
あ、そっか。あめといいます!
てる
てる
はい、知ってます。よろしくね?
派手な色の整えられた髪。
背は高いけど威圧感なんかなくてやわらかくて、優しそうな雰囲気。
喋り方は私の知っている、てるさんで間違いなかった。
てる
てる
えー現実のあめちゃん思ってたとおり、すっごい可愛いね!
あめ
あめ
は、いやいやそんなことないですって
さすがにお世辞だとわかっていても勝手に心臓は高鳴ってしまう。
てる
てる
えー本心だよ? 思ってた通りかわいい
あめ
あめ
もう、勘弁してください……
てる
てる
あーごめんちょっと意地悪しちゃったかな。じゃあ行こっか?
あれ、私ちゃんと喋れてる。
もっと緊張するかと思ってたのに。
てる
てる
ん? どうした?
あめ
あめ
いや、なんでもないです! 行きましょ
普段はもっと人見知りなのにな。
こんな風にきちんと話せるのも、てるさんだからなのかも。
目がパチリと合った時、私の顔が熱くなった気がした。
だからそれを隠すように、そっと下を向いた。
てるさんに、ばれてませんように……!