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第7話

第七話 遊びだったんですか?
(なまえ)
あなた
うーん今日はこのくらいにしておこうかな
くうと伸びをして、握っていたスマホを机に置く。
最近はてるさんとばかりやっていたこのゲームだが、今日はたまたま予定が合わず、久しぶりのソロプレイ。
一人でやるのも楽しいけど、やっぱりてるさんとやる方がいいなぁ。なんて。
ぴこん。
机の上のスマホが音を立てる。
もしかして、てるさんから連絡来たとか……?
期待に胸を躍らせながら、スマホを手に取った。
(なまえ)
あなた
……メッセージリクエスト?
ってことは、知らない人からのやつか。
普段なら開かずに無視しちゃうけれど。
(なまえ)
あなた
えい!
今日はなんとなく開いてみてしまった。
それが悪かったのだと思う。
知らない女の子
知らない女の子
ワタシのてるくんに近寄らないで!!
その一文から始まったメッセージ。
(なまえ)
あなた
え……?
画面に映るのは信じられないような内容だった。
私への罵倒や暴言が続き、見なかったことにしようと画面を閉じかけた時。
ぴこん。
知らない女の子
知らない女の子
てるくんはアンタのことお遊びでしか見てないんだからね
知らない女の子
知らない女の子
調子乗んなよ
知らない女の子
知らない女の子
ワタシ聞いちゃったんだからね、あんたなんかべつにどうでもいい子なんだって
連投されるメッセージ。
何言ってるんだろうこの人。てるさんはそんなこと言わないと思うんだけど。
知らない女の子
知らない女の子
この前デートしたときに言ってたよ? てるくん
えっデート? てるさんはこの人とデートしたってこと?
じゃあ私よりてるさんと深い関係なの……?
嘘だ、と思っていたことが急に現実味を帯びる。
信じられない、信じたくない。
でも、完全に気にしないなんてことはできなかった。
てるさんは、風馬さんは私のことどうでも、いいのか。
なんとなくわかるような気がした。
だって、地味でつまらない私とイケメンでかっこよくて優しい風馬さんが釣り合うはずなんてなかったのだから。
少し仲良くなれたかなとは思ってたけど。
夢を見ていたのかもしれない。
てるさんが優しくて甘くて。
遊ばれてるのだとしてもそれでいいかもなんて思ってたりした。
(なまえ)
あなた
……やっぱりそう思われてたかぁ
自分で想像していたことと、いざそれを他人から教えられるのでは、心のダメージが全然違う。
言葉と事実の刃が深く私をえぐる。
知らない女の子
知らない女の子
見てんでしょ? 分かったならもう近寄らないで
追い打ちをかけてくるメッセージ。
(なまえ)
あなた
あ、れ
じわりと目の前が滲んだ。
頬を伝う冷たい感覚に自分が泣いているのだとようやく気が付いた。
どうしよう、せっかく大好きで心地よい人だと思ってたのに。
もっとずっと一緒にいたかったのに。
でもそんなの私のエゴでしかないから。
(なまえ)
あなた
さよなら、しなきゃなのかな
てるさんは優しいからきっと自分から距離を置くなんてことはしないと思う。
だったら私が動かないと。
流れる涙を止めるため、ぐっと強く唇を噛んだ。