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えぴそーど さーてぃーん/やさだぬと追跡者達。
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目線をドアノブにやりつつ
声をかけながら扉を開けることにした。
でも反応が気になり言葉を口にしつつ
顔を上げると酷く腫れた目元が、、、
本来言う気のなかった言葉を続けた。
返事なんか決まってるはずなのに、
答えにくいことを聞いてしまった
後悔に少し襲われていると
強がってるような大きなものを抱えているような、、、
そんな顔で俺に答えてくれた。
辛いなら無理しなくていいのにな、
なんて無責任に思っても
何か知っている事は無いわけで
俺は何一つ力になれやしないから
その理由すらも聞く資格なんて無いように感じて
頷くことしか出来ず相槌を打つことに。
そんなことを考えつつも目を逸らせないような
儚い微笑みになんとも言えない感情になった。
が,そんな表情は少しずつ消え、
ゆっくりと口が開かれた。
恐る恐る躊躇いを含みつつそう問いかけてきた。
言いずらいのもあるだろうが彼女は
なにか別の意味も含まれてる気がするな、
なんて思いつつ俺は答えた。
そう言うと申し訳なさそうにしながら,
と言葉を詰まらせながら相槌を打ってくれた。
その姿は 哀しそうで、どこか辛そうだった。
何も出来ない自分により一層苛立ちが溢れ出した所で
そっと 扉が開いた。
ったく、主人公は遅れて登場ってやつか??
なんて思いつつ
俺に打開策は見つけることが出来なかったので
少し安心している自分に嫌気が差した。
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skt side.
うらさん達が話してる中
壁と仲良くなれそうな程
至近距離に居たはずやったんやけど
うらさんが部屋を出て行く時に
センラが俺の腕を引っ張って跡を付けてきた事によって
今居るのはあなたの部屋の前。
微かに聞こえてくる声にすらも罪悪感を覚える。
こんなんなってまうなら 喧嘩なんかせんでええんに、
なんて思っても仲直りが出来る訳もなく,
ただただ部屋の前に立ち尽くしていると
なんて言葉が聞こえてきた。
自分だって辛いはずなのに
いっつも俺の事ばっか気にしてくれとる。
こんなんじゃどっちが上か分からんな、
なんて思いながら扉の前で耳を傾けとると
と部屋の中には聞こえないよう
小さい声で俺に聞いてきた。
なので 俺も小さい声で、
と返した。
これは紛れも無い本音。
まーしぃの声に続きそうな催促の言葉。
それを遮るように俺は口を開いた。
と隠すことなく,全ての気持ちを吐き出した。
小声だからなのか,今の気持ちを表してるのか、
その声は驚く程小さく 弱かった。
と隠すことなく,全ての気持ちを吐き出した。
小声だからなのか,今の気持ちを表してるのか、
その声は驚く程小さく 弱かった。
そんな声を聞いてか言葉を続けること無く
キュッっと口を結んだまーしぃ。
俺の為ってことはわかっとんねん、
ただ 俺にはどうすることも出来ひんのや。
、、、そんな時ずっと黙っとったセンラが
と。
そう言われれば確かにそうやけど
そう言うと それはそうだけど、
と何とも言えない表情になるセンラ。
そこで急に静かになっていたまーしぃが
俺の背中を押してくれた。
、背中を押された俺は前によろける結果となり
慌てて踏みとどまったものの
あなたの部屋にもたれかかる形で丁度止まった。
カチャッ
少し扉を開けてしまったんやが、、、
そう言うと それはそうだけど、
と何とも言えない表情になるセンラ。
そこで急に静かになっていたまーしぃが
俺の背中を押してくれた。
言葉で押すんじゃなくてその言葉の通り
背中を押された俺は前によろける結果となり
慌てて踏みとどまったものの
あなたの部屋にもたれかかる形で丁度止まった。
そして前に転けそうになった俺は
扉の前に手を置いてもーた。
風を切る音だけが鳴り,
音を立てずに扉が開いた。
え、開けてもーたんやが、、、?
さっきまで話し声が聞こえていたはずの
部屋の中からは何も聞こえなくなってて
焦って周りを見ても センラは笑いを堪えてて
こうなった張本人のまーしぃは
いたずらっ子みたいな顔をしとる。
どないするんや?!
焦っても答えが出るはずでもなく
余計テンパって行くだけ。
焦る中 静かさだけが余計に伝わってきて
俺の不安を煽っていく。
そんな時、
と言う声が聞こえてきた。
名前呼ばれたんに顔を出さん訳には行かないよな、
そう思い 扉の隙間から顔を覗かせることに。
でも そっからどうすればええんか分からんくて
少し黙ってると 小声で野次が飛んできた。
やっぱええ仲間を持ったな、なんて
こんな状況でも思ってまうのが
少し後ろめたいんやけど
それでも嬉しく思えて緩みそうになった頬を
キュッと引き締めて息を吸って一思いに言ってまおう、
そう思って口を開いた。
まさか 被ると思っとらんくて驚いてると
うらさんが笑いを堪えつつ
と言って俺の元(基扉)に向かって歩いてきた。
きっとうらさんのことやし
俺ら,兄弟の事を思ってなんやな、
とやっぱり嬉しくなっとると
俺の横を通り過ぎる際に
なんて、言ってくれた。
その言葉一つで沢山の勇気が貰えた気がして
今ならなんでも出来る気がしてきた。
、、、といっても 実際にそんな上手くいく訳もなく
うらさんが出てから酷く思い空気が流れ始めた。
この空気をどうしようか考え始めると
さっきの言葉が頭ん中から聞こえてきて
緩んだ頬を戻すことなくストレートに伝える事に。
いっつも先に謝るんはなんだかんだ言って
あなたからやったから違和感凄いな、
でも 俺にはアイツらが居るから。
きっと大丈夫、
と根拠の無い自信からあなたの目を見つめるも,
目が合うことはなくいつまで経っても一方通行。
合わない視線にもどかしさすら覚え始めた頃,
口が弧を描くように開き始めた。
続け様に放った言葉達。
そしてバッっと効果音が付きそうなほどに
勢いよく頭を下げた。
それにより余計合わなくなった
視線に少しモヤッとした感覚に襲われ
思わずあなたの肩に手を置いてしまった。
上を向かせたかったんやけど,
そっからどうすればいいのか分からなくなって
少し下の位置にあるあなたの頭を見つめていると
驚いたような目を丸くして顔を勢いよく上げたので
意図せず,俺らの視線はぶつかることに。
それに対して何か思ったのか
再び視線を逸らそうとしたあなたに
兄ながら、いや兄だからこそか,寂しく感じて
思わず口を開いた。
すると、すぐに申し訳無さそうな顔をして
その言葉に今度は俺が罪悪感を覚える番に、、、
そして居た堪れなくなった俺は手短に
と言った後に 俺は怒ってない、
という意図を伝えると為に笑ってみると
それに応えるようにあなたも笑い,言葉を続けた。
あいつらが居ってくれたお陰で
仲直り出来たんやしお礼言わんとなぁ、
なんて思ってると廊下へと続く部屋に
あなたは手を掛けた。
あれ、、、なんか忘れとるような??
、あ‼︎‼︎あいつらまだ廊下におるんやない⁉︎
と慌てて言うととか既に遅し。
高い悲鳴が廊下にこだました。
__ やったな(
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どもも!お久しぶりの輝夜です、✨
更新遅くなってしまい申し訳御座いません、
機種変の手続きに手間取ってしまい
中々アカウントの引き継ぎが出来ませんでした(
データ吹っ飛ぶんじゃないかってめっちゃ焦りました(
それに携帯代わってキーボードがほんと分からんですよ(
絶望的過ぎていつもの数倍打つのに時間が掛かってます、
慣れるまで頑張ります(白目
これ以上続けると読者様も飽きるという判断で
一気に書きました、!
やばい、、、4,000字(やめ
これからもマイペースに投稿していくので
引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
そして驚くことに更新していない間に
見て下さった方がいらして,
お陰様で♡が100行きました✨✨
最初の方からいつも閲覧して下さってる方も
最近読み始めたよーって方も!
まだまだ続く茶番にどうぞお付き合い頂けると
嬉しい限りですっ キラシ✨
PS.次回から久々のコメディ要素入れてきます‼︎
あ、あと題名文字数の関係で入んなかったので
上に書いてあるんですけど,またなるかもです(
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。