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第10話

最終話
今日で、さいご。

彼女の明日はもうやって来ない。

…いや、僕がそうはさせない。


今日の彼女はいつもと変わらず。

学校生活も普通に送っていた。


放課後。僕は彼女を呼び止めるため、教室に向かったが彼女はいなかった。

そして、

僕の机の上には〝手紙〟が置いてあった。

カサ

『蒼君へ。』
と書いてある封筒を開けるとそこには、こう書かれていた。


『これを蒼君が見てる時、私はもう、この世にいません。

ごめんね。

蒼君と過ごした時間はとっても楽しくて、ずっとこの時間が続けばいいのにって思ってた。


さようなら。大好きな人。』

「…っ」


僕は頭より体が勝手に動いていた。

これは〝手紙〟じゃない。〝遺書〟だ。

そう分かった瞬間、僕は考え無しに、屋上に向かっていた。

バタン!!

「本条さん!!!!」

僕は髪が乱れてるのも、汗がだらだらなのも、気にせず、彼女に抱きついた。

間に合ったのだ。

「お願い。死なないで。僕のために生きて。」

彼女は泣いていた。

「蒼君が私の中にあるから、死ねなかった。」

「うん。それでいいんだよ。」

彼女は床にへたれこんだ。

「私、蒼君が好き。」

「うん。僕も本条さんが好きだ。だから一緒に生きよう。」

彼女は声が枯れるまで僕の腕の中で泣き続けた。












彼女の寿命は、あとー

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