第2話

いち
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2018/10/26 11:46
よく晴れた夏空の眺めながら、スマホをいじる。

今日もよく晴れたものだ。

外では、子供は遊びだし、学生は学校に行く。

変わらない、日常。

の、ハズだった。

電話の着信音が鳴る。

それは珍しくスマホからではなく、家の電話からだった。

はい...。もしもし。
電話をかけてきたのは、見知らぬ人だった。

そして、かけてきた人は慌てた様子で、早口で、喋る。
A
お、お前!鬱だよな!?じ、実は...
A
コネシマが_______
...え?
その後は、車の騒音によって綺麗にかき消された。

しかし、僕は受話器を投げ、家を飛び出した。

あいつの元に。



待ってろよ、シッマ。

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