部長「松田さん」
部長「…?…松田さん!」
横から涼介に肩を揺すられた。
わたしは立ち上がって
部長の元へ
部長「松田さん!来るの遅いよ!」
部長「この書類頼んだよ!全く…
仕事中にボーっとしてたら、ダメよダメよダメなのよ!!」
部長「コホン…分かったら仕事に戻りなさい!」
周りからはクスクス声が。
わたしが、席に戻ると
涼介が話しかけてきた。
つっこんだ後
涼介は、椅子ごとわたしに近づいてきた。
…さすが、幼馴染…
やっぱり分かっちゃうんだね
図星だし
涼介とは、小さい頃から家が隣の近所で
保育園から小中高と全部一緒だった。
大学は離れたものの
この会社でまたしても一緒になった。
…腐れ縁ってやつなのかな…?笑
だって…レイプもどきにあって
助けられて
その人が不思議な雰囲気のいい人で…とか
気軽には言えたものじゃない
?「戻りましたぁ〜」
社員「お疲れ様で〜す」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。