第14話

気になる…
200
2021/04/18 12:48
松田 美乃里
松田 美乃里
あ、いや…
日暮とわ
日暮とわ
😊
松田 美乃里
松田 美乃里
😊…



謎の無言の時間…




松田 美乃里
松田 美乃里
…その、綺麗だなって!笑
赤い瞳!笑




いかにも、急いで誤魔化したような発言。





でも、綺麗だと思ったのは事実だし。




日暮とわ
日暮とわ
あー笑これ笑
多分生まれつきなんでしょうね。笑
そんなふうに言われたの初めてです。笑
松田 美乃里
松田 美乃里
え?!嘘!
日暮とわ
日暮とわ
嘘じゃないですよ笑
ありがとうございます😊








2人して笑いながら、歩いていると






わたしの横にいたのに






突然わたしの前に来た。






悲しそうな顔をして








わたしのタンコブのあたりを優しく触った。







ドキッ…






日暮とわ
日暮とわ
これ…
松田 美乃里
松田 美乃里
あ、タンコブ…できてますよね笑
日暮とわ
日暮とわ
松田 美乃里
松田 美乃里
これくらいすぐ治りますよ笑
日暮とわ
日暮とわ
…ごめんなさい…
わたしのせいで…




今にも泣きそうな顔をして





謝られてしまった。







松田 美乃里
松田 美乃里
…え?
どうして…あなたが謝るんですか…?




どうしてそんな悲しそうな顔するの…?





そんな顔しないでよ…






わたしまで悲しくなっちゃうじゃん。




日暮とわ
日暮とわ
…笑
…送ります。行きましょう




頭から手を離して





わたしの横を通り過ぎてしまった。










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





わたしは、家族や他の人に迷惑をかけてる。






そんな事はとっくに分かっていた。







…あまりわたしとは関わらない方がいいのかもしれない。






ろくなことにならない。






あっという間に家に到着していた。





日暮とわ
日暮とわ
…それじゃあ。




顔を見てしまうと





離れるのが辛くなりそうだった。





すると






ギュッ







日暮とわ
日暮とわ
……





わたしは、彼女に手を握られていた。









ゆっくり彼女の方を向くと




日暮とわ
日暮とわ
…っ





まるで、「行かないで」と言わんばかりに





手をギュッと握られて





涙目になりながら






背がわたしより低い彼女は








上目遣いでまっすぐとわたしを見つめていた。






ドキッ






わたしの、胸のドキドキが音を立てていた。
松田 美乃里
松田 美乃里
…!
…あ、すみません…。




ハッと我にかえったのか





手を離した。







松田 美乃里
松田 美乃里
…ごめんなさい…
2度も送って貰っちゃって…








わたしは、彼女の腕を掴んで







自分の方に引き寄せて抱き締めていた。






自分でもなんでこんな事したのか…なんて





はっきり分からない。






彼女は抵抗する事なく、されるがままに







わたしの腕の中にすっぽり収まっていた。

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