面会時間が終わり廉は帰った
病室に戻ったあなたは
自分に残された時間が1年もないことを知った…。
咳をする時に抑えていた手には
血がついていた…。
私は…ナースコールを押した。
ガラガラ
私は一晩中泣いた…。
きっともう…私は…長くない…。
その頃の紫耀
先生は名前をゆわなかった…。
きっとゆわなかったんじゃなくて…
言えなかったんだ…。
それは…あなただから…。
あなたには…彼氏が居るのに…
幸せな未来が待ってるのに…。
こんなのってないよ…。
紫耀も一晩中泣いた…。
次の日
廉に心配かけないために
″元気だよ″
そう嘘をついた…。
あ、、、昨日、、、顔洗うの忘れた、、、。
そう言いながら廉はあなたを抱きしめた
″絶対俺が1人にせんから″
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。