⚠︎あなたside
走って走って走りまくって、工藤先輩たちが
いると言ってた、河原の廃屋に辿り着く
……
"あれ"とは、竜と隼人を解放する条件の時のだろう
でもさ、気づいてなかったんだね
中確認してなかったんだね、今の今まで
実は私あの時、先輩が居なくなった隙を狙って、
ロック解除して消したんだよね
パスコードは先輩の誕生日だったから
開けやすかった
そんなの答えはすぐ出る
どうせ死のうと思ってたし、
どうでもいいんだよね、私自身の事
……
一瞬工藤先輩が離れた隙にいう
"みんなで卒業する"
約束守れなくてごめんね
竜と隼人
私2人のこと大切だからこそ裏切るね
大人数の割には、静かな私たち
遠くから走る音が聞こえる
竜たちだな、、、
そう、微かに思う
多分、竜たちは話し合いの道を選ぶのだろう
喧嘩なんてせずに
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。