第110話

ひゃくなな
1,225
2021/01/26 13:00


⚠︎あなたside




私は竜たちがそんな話をしていたなんて
知る由もない。



今日は放課後少し苦手な理科をやりましてバイトに
向かうところです。



荷物を持ち出ようとしたところ。

土 屋 正 光 。
あなた。
△△ ○○
どうしたの??


見ると竜たちみんなが居る。



うわっやば、、とか思いながら彼らを見る。

日 向 浩 介 。
あなた今日も一緒に帰れないの?
△△ ○○
うーん。ちょっとごめんね。無理かな。
矢 吹 隼 人 。
毎日学校終わってそのままバイト行ってどのくらいしてるの?
△△ ○○
日にもよる。
武 田 啓 太 。
掛け持ちしてるの?
△△ ○○
時間増やしただけ。
土 屋 正 光 。
今まで生活出来てたんだし、何にお金使ってるの??
△△ ○○
それは皆には関係なくない?
日 向 浩 介 。
心配してるから言ってんだよ。
△△ ○○
……じゃあ私行くから。


私が行こうとすると竜が腕を掴む。

小 田 切 竜 。
詰め込みすぎんなよ。
△△ ○○
……


私は無言で竜に掴まれている腕を離し歩いていく。
























ごめんね、皆。


皆の優しさは身に染みているし自分でもヤバいこと
分かってる。



けど、今更他の道は考えられないし、止められない。



もし私が本当のこと言ったら貴方たちが
助けてくれることが目に見えている。



私が決めた道なんだから私でやりたい。



だから突き放してごめんなさい。

プリ小説オーディオドラマ