⚠︎あなたside
私は竜たちがそんな話をしていたなんて
知る由もない。
今日は放課後少し苦手な理科をやりましてバイトに
向かうところです。
荷物を持ち出ようとしたところ。
見ると竜たちみんなが居る。
うわっやば、、とか思いながら彼らを見る。
私が行こうとすると竜が腕を掴む。
私は無言で竜に掴まれている腕を離し歩いていく。
ごめんね、皆。
皆の優しさは身に染みているし自分でもヤバいこと
分かってる。
けど、今更他の道は考えられないし、止められない。
もし私が本当のこと言ったら貴方たちが
助けてくれることが目に見えている。
私が決めた道なんだから私でやりたい。
だから突き放してごめんなさい。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。