第113話

ひゃくじゅう
1,186
2021/01/29 12:00


まず山口に私の過去を竜と隼人とともに伝えた。



私が大人や先行を信じられなくなった原因を始め私が今までうけた仕打ち。



山口は驚き憤りながらも聞いてくれる。

△△ ○○
でも私の中で転機が訪れたの。
山 口 久 美 子 。
転機?
小 田 切 竜 。
この前のこと。
△△ ○○
私は今でも普通に大人や先行を信じられない。でも山口は違う。こんなの初日から分かってた。普通だったらクラスの輩見ただけで人間扱いなんてしない。なのにちゃんと向き合ってるし、隼人たちにも怯まないし。
△△ ○○
竜たちが"卒業まで喧嘩しない"って約束した時、私だけ乗らなかった。なんでそんな簡単に約束とか先行と出来るのかって。でもこれは私の問題だからわざわざ竜たちを止めたり反対することはしなかった。
矢 吹 隼 人 。
でも俺らのために進路のことちゃんと考えさせるし、就職できる所探したり山口は普通の先行じゃねぇ。まぁまだ俺は何やりてーか分かんねーけど。
小 田 切 竜 。
決定的だったのが田辺の時。お前強いくせに田辺から殴られてるの見てあなたの中で変化があったんだって。
△△ ○○
さっき話した通り今まで自分の保身ばかりですぐ悪者って決めるそういう大人や先行しか出会ったことなくてけど山口は違った。
自分の保身なんて二の次。私たちのこと信じてる。
△△ ○○
ほんとに怖い。
けど少し賭けてみようって思ったの。
山口を少しだけ信じてみようって。
もし裏切られたら……とか色々考えてしまうけど。
山 口 久 美 子 。
あなた……

プリ小説オーディオドラマ